名言大学

#翻訳・通訳者

されども、
これをなすに当りて、
善人にも尚ほ煩悩あり、
悪人にも尚ほ良心ありて、
その行ひをなすにさきだち、
幾らか躊躇ふ由あるをば洩して写しいださずもあらば、......

ボクも昔は本能的に自由に生きたいと思い込んで、
「家庭など決して持つまい」と考えていた。
でもね、
実際に子供ができてみると、
かわいいもんなんだよ、
これが

通訳ってその場の勝負が全て

僕が「求めない」というのは求めないで済むことは求めないってことなんだ。
すると体の中にある命が動きだす。
それは喜びにつながっている

心理学が思量から意思へ、
意思から衝動へ、
衝動からそれ以下への心的作用へと、
次第に深く穿っていく。
そして、
それが倫理を変化させる

試みに一例をあげていはむ歟、
彼の曲亭の傑作なりける『八犬伝』の中の八士の如きは、
仁義八行の化物にて、
決して人間とはいひ難かり。
作者の本意も、
もとよりして、......

(学生時代は)ガリ勉だったと思います(笑)

みんな、
赤ちゃんのときは、
素直で明るくて、
善の性を持っていただろう?
「はじめの自分」にはその人の命を助け、
成長させるエネルギーがあり、......

「死」というのは無駄に消えるんじゃない。
また何かの形でいかされるんだと思う。
その変化だけを受け入れればいい

条件が整わないと頭に入らないからとか言ってたら、
いつまでも条件は整わない

「幸福とは何か」という問いかけには答える気にならない

動物園の檻に入れられた動物たちと同じようなものだ。
社会のなかには様々な檻が存在している。
そこにいる窮屈さから逃げ出そうと、
もがいている人間もいるだろう。
本当の生き場所に行こうとしてね。
でもそれは無意味なことだ。......

夫れ美術といふ者は、
もとより実用の技にあらねば、
只管人の心目を娯ましめて其妙神に入らんことを其とはなすべき筈なり

「過保護」は一種の虐待なんだ。
親は子供そのものを受け入れることが大切。
自由な気持ちや、
伸びてゆくものを受け入れてやるべきだよ

父親の仕事の関係でテキサス州ヒューストンで生まれました。
1〜6歳は東京都町田市、
6〜11歳はカリフォルニア州サンフランシスコで小学校時代を過ごし、
神戸に住んだのは11〜18歳の間でした。
アメリカに住んでいた合計6年間以外は、
すべて日本で過ごしていました

打ち明け過ぐるも悪しく、
物隠すように見ゆるも悪しきなり

小説の完全無欠のものに於ては、
画に画きがたきものをも描写し、
詩に尽しがたきものをも現はし、
且つ演劇にて演じがたき隠微をも写しつべし。
蓋(けだ)し小説には詩歌の如く字数に定限あらざるのみか、
韻などいふ械(くびかせ)もなく、......

人に言うべき事は、
最後まできちんと言うがよい。
全部は言いたくないことだったら、
むしろ初めから黙っていよ

入りやすくして、
至り難いのが文学の研究である

酒を傾けて酵母を啜(すす)るに至るべからず

俗言のまゝに文をなすときは あるひは音調侏離(しゅり)に失し 或ひは其(その)氣韻の野(や)なるに失して いと雅びたる趣向さへ爲にいとひなびたるものとなりて 俚猥(りわい)の譏(そし)りを得ること多かり

只管(ひたすら)人の心目を娯(たのし)ましめてその妙神(しん)に入らんことをその「目的」とはなすべき筈なり

(家庭で逃げ場がない子供とは?
)親のイメージの中に子供を閉じ込めてしまう。
いい学校に入って、
いい会社に就職して・・と将来のレールを敷き、
子供に自由を与えない。
そうすると子供も親の喜ぶことばかりやるようになる

ボクも30代、
40代のころは(大学教授、
翻訳家などとして)社会の中に入り務めも果たした。
ただ、
それは「競争社会での喜び」であって「生きている喜び」じゃないんだよ

求めない――すると自分の時計が回り出す

およそ小説の範囲は、
演劇の範囲よりも広く、
時世々々の情態をば細大となく写しいだして、
ほとほと遺憾を感ぜざらしむ。
譬ば演劇にては、
人の性情を写しいだすに、......

知識を与えるよりも感銘を与えよ。
感銘せしむるよりも実践せしめよ

おれなんぞの顔は閲歴がだんだんに痕(こん)を刻み付けた顔で、
親に産み付けてもらった顔とは違う

一体、
日本人は生きるということを知っているのだろうか?

文は思想の機械どうぐなり、
粧飾かざりなり

小説の主脳は人情なり、
世態風俗これに次ぐ

されば小説の作者たる者は専ら其意を心理に注ぎて、
我が仮作たる人物なりとも、
一度編中にいでたる以上は、
之を活世界の人と見做して、
其感情を写しいだすに、
敢ておのれの意匠をもて善悪邪正の情感を作設くることをばなさず、......

通訳とは、
ある言語を別の言語へと置き換える作業ですが、
言葉の変換だけではなく文化的背景や行間の意図をも読みとらなければメッセージは伝わりません

パーフェクトな通訳を目指して全力を尽くすものの、
100点満点の自己評価を下せることは滅多にありません

人間は遅疑しながら何かするときは、
その行為の動機を有り合わせの物に帰するものと見える

人情を灼然(しゃくぜん)として見えしむるを我が小説家の務めとはするなり

人の長を以て我が長を継がんと欲するなかれ

(通訳は)基本的に誰も何も言ってくれないなら、
自己批判精神か大事

日の光を籍りて照る大いなる月たらんよりは、
自ら光を放つ小さき燈火たれ

「ダメな自分」であっても「ダメ」と決めつけないことだよ

立てば芍薬(しゃくやく)、
座れば牡丹(ぼたん)、
歩く姿は百合(ゆり)の花

(同時通訳のコツ)日本語と英語は語順が逆で、
それが故に聞こえてきた順番、
そのまんま文字を変換すれば、
訳せるかって言うとそうではなくて、
英語って言う所と日本語っていう世界の間に非言語地帯がある

求めない――すると改めて人間は求めるものだと知る

通訳の一番の楽しいところってスピード感なんですよ

人間という動物には、
外に現る外部の行為と内に蔵れたる思想と、
二条の現象あるべき筈たり

形容を記するはなるべく詳細なるを要す。
我が国の小説の如きは、
従来細密なる挿絵をもてその形容を描きいだして、
記文の足らざるをば補ふゆゑ、
作者もおのづから之れに安んじ、
景色形容(けしきありさま)を叙する事を間々怠る者尠(すくな)からねど、......

通訳者は色んな動作を瞬時に行わなきゃいけない

私は学殖なきを憂うる。
常識なきを憂えない。
天下は常識に富める人の多きに堪えない

子供は誰だって自分で馬に乗って勝手に歩き回りたいんだよ

凡そ形(フォーム)あれば茲に意(アイデア)あり

是れ泰西の国々にては、
大人(たいじん)、
学士といはるる人々、
皆争つて稗史(はいし)を繙き、
快楽(けらく)を求むる所以なりかし。
わが国俗(くにうど)はいにしへより、......

一匹の人間が持っているだけの精力を、
一事に傾注すると、
実際、
不可能な事はなくなるかも知れない

求めない-するともっと大切なものが見えてくる それはすでに持っているものの中にある

己の感情は己の感情である。
己の思想も己の思想である。
天下に一人もそれを理解してくれなくたって、
己はそれに安じなくてはならない

(アメリカに住んでいて)意思伝達の気持ち良さを感じてきた

いつまでも過去(悲しみ)を引きずっている自分を望んではいない。
寂しさや恐れは、
過去や未来にとらわれた自分から来る

すべての欲望を捨て去ることなどできない。
また、
そこまでする必要もない。
ただ、
あまりにも不必要なものに囲まれていると、
自分とは何者なのかが見えにくくなってくる

親も自分が育ったときに「怖かった」んだよ。
だから、
自分の子供は競争社会の中で、
できるだけいいレールに乗せたい。
教育もそのレールに乗っかっている。
外れるのが恐怖なんだ