名言
衆人とていとけなき子供のときから、
この良知を完全なままもっていないものはいない。
かげりが多いというだけのことである。
そうはいっても本体としての良知だから、
もともと簡単に消滅するものではないので、
たずねては学び、
かげりを克治するというのも、
やはりひとえにこの良知を拠りどころにするのである。
学ぶ割合が多いので、
それで「学んで理解し努力をかさねて実行する」
(中庸)というだけのことさ
王陽明