三作目の『DISTANCE』でも、テレビのやり方に近づけるために現場で働く人数をギリギリまで減らして、テレビ的な横の連携で映画をつくってみたんです。たとえば録音の人も音だけを聞きながら「このセリフのニュアンスは違うんじゃないか」などと演出と脚本にも意見を言ってくれる。担当のセクションを越えて意見が言い合える環境が理想的だと思っています

僕には希望を持ったり、絶望したりしている暇がない

なぜ、人間は血のつまったただの袋ではないのだろうか

別の恋愛関係で失恋を癒すのは、自分の人生を生きることにならない…しばらくは自分の思うままに生きてみる必要があるわ

心の中にある絵をしばらくの間逆さまに懸けてみるのはいいことだ

人間は平等じゃない。美人に生まれる人も、そうじゃない人もいる。気に入ったものをひいきしてしまうのは、しょうがない。でも、「あいつばっかりかわいがられて、おれには冷たい」と思っちゃいけない。それはあんたがいけないの。冷たくされるのは、あんたがかわいくないからなんだよ

天才とは僅かに我々と一歩を隔てたもののことである

神様という存在がいるのであれば、「おまえ、この分野にイノベーションの風を起こせよ!」と僕に使命を与えたんじゃないか

ネット上で誰かの悪口を書く暇があれば、小説でも書いて怒りを形にすれば良いんじゃないか、って思います。オレは会社での怒りをマンガにぶつけたから、おもしろいものが描けたと思ってる

だまされるということはもちろん知識の不足からもくるが、半分は信念すなわち意志の薄弱からくるのである。

瞬時、私達が流れ動いてゆく出来事を論理的に矮小化しそうになるのを防ぎ、世界の姿である過程（プロセス）へと私達を近づけることが、芸術の役目なんです

一つのまなざし、一度の握手、いくぶん脈のありそうな返事などによってたちまち元気付くのが恋をしている男女なのだ。