その息吹に触れるすべてのものを気高くする、これこそ愛の魔力。それはまるで、金色の光で黒い雨雲さえ金(きん)に変える太陽・・

我々男が女を愛するときに、女の弱さも、あやまちも、不完全さも、ちゃんと知りつくした上で愛するんだ。いや、それだからこそいっそう愛するのかもしれない。愛を必要とするのかもしれない。愛を必要とするのは完全な人間じゃない。不完全な人間こそ、愛を必要とするのだ

なにかが大きく変わるときというのは、うれしくないことをも含めて進むものだ

昔、大嫌いだったのは浅草のことを書いた小説だ。浅草に住んでも居ない人間が、ちょいとのぞきにきて、自分はインテリ、浅草は庶民、そんなふうな顔をしてどこか遠くの自分の家に帰っていく。ああいう小説は許しがたいと思っていた

美しい肉体のためには快楽があるが、美しい魂のためには苦痛がある

忙しく動き回りながら、深く考えることは、人間にはできない

本当に苦しい所、そこからが勝負だ。一流は勝てると思い、二流は勝ちたいと思う

青空に消えゆく煙　さびしくも消えゆく煙　われにし似るか

空を見上げていると、まさに時々刻々と雲が形を変え、空の色がグラデーションのように変化していくのを1時間でも2時間でも、ずっと飽きずに眺めているのが楽しかった

本当に人の心にとどくのは、自分が自分だけの頭で考え、感じ、これが真実の声なのだとして発する、そういう声だけである。

金運の神様って、わがままで寂しがり屋なんです。（二つ折り財布より長財布が良い）

良い結婚の試金石、その真の証拠は、結合の継続する時間による。