名言
12歳頃ですが、子方ではないし、
大人でもない。
一番中途半端な時期です。
その時期でも、
父は普通の稽古を課しました。
私はすごく変声期が長く、
声が出ませんでした。
大人か子どもかわからない声で謡うのですが、
無理をしてでも出せと言われまして。
それが父の方針でした。
そんな稽古が十代半ばまで続き、
15、
6歳になりますと、
もう完璧に大人扱いされました
梅若玄祥