名言大学

演じる前は、
自分に合わないと思った役でも、
勤めてみて世界が開けることもあります

父は歌舞伎の場合は「役が6割の役者4割ぐらいで演じたほうがいい」と言っていました

体内から醸し出す空気というか・・これが歌舞伎の面白さなんだなと

自分たち(七之助さん)は「まだまだ」という気持ちを各々が常に持ってやっています

格闘技を観るのは好き

父は演技の “間を大切にしておりました。
祖父は目の使い方がうまく、
父も真似をしておりました

(父親は)あんまり多くの印象的な言葉を残すような人ではなかった

子どもの頃から、
親の芝居を観ていると舞台上ですごく輝いているんです

日本が誇る伝統文化の1つとして歌舞伎をしっかりと観せられるようにしたい

(歌舞伎では、
最初にどんなことを教わる?
)まずは踊りが基本ですね

自分では“よくできた!と思ってもあまり反応がなかったり“今日は駄目だったと思った日に反応がすごくあったり

役との出会いを大切にしていきたい

父はいつも映像の収録日はすごくピリピリしていましたね

歌舞伎は伝承ですから、
いくら資料が残っていても、
父が役を演じてどう感じたのかとか直接聞けないのは痛手と言うか・・・・

父はずいぶん新作歌舞伎に取り組みましたが、
それ以上に古典歌舞伎を愛していました

偉大すぎる父を持って大変なことはないかと言われることもあるけど、
ないよね

純粋に面白いものを追求するところになかなか行けないもどかしさはあります

このままだったら歌舞伎に未来はないと思っています

終わった後に席から立ちたくなくなるような感覚をお客さんに与えたい

ただ、
面白い芝居をやりたいだけ

歌舞伎はもっと面白いものになるはずなのに、
戦後に伝統と呼ばれ始めて高尚なものになり、
あぐらをかいている状態なんです

芝居や役に対する気持ちっていうのは、
芝居に出て役をやるたびに必ず思いますね

“どうしよう“大丈夫かなという悪い緊張は稽古をしていない証拠。
いい緊張のほうを常にしていなさい

稽古は嘘をつかない

父からは「いい緊張と悪い緊張がある」とよく言われていました

中村 勘九郎(なかむら かんくろう)は、歌舞伎役者の名跡。五代目以降の屋号は中村屋。定紋は角切銀杏、替紋は丸に舞鶴。元は隠居名であったが、今日では「中村勘三郎」に先立って襲名される名跡となっている。

本・作品