料理は愛情

素材に国境はない

（フランスでの見習い当時）同期が5人いたんですけど、一番出来の悪い弟子で覚えが悪くて何回やってもうまくできなくて、今ふと思うと器用じゃなくて良かったなと思うんですね。簡単にできてしまうと、その後の努力がみんなしなくなっちゃうんじゃないかなと思うんですよね。僕は不器用な人間で人一倍何か努力しないとやって来れなかった人間だから、今があると思うんですよね

中国にうまいものなし！！！

市場に行くと旬が分かります。行ったらメニューが浮かぶんです。私“市場六三郎と言われているんですよ

16歳のときに新島のスナックでお客様から「ありがとう」と言われた喜びから始まり、そう言われる仕事を続けていこうという気持ちがベースにありました。試行錯誤しながら結果的にソムリエという職業を選びましたが、僕の原点は常にそこにあります

これでいいってことは、まず、ないと思います

味見をするんであれば赤みと中トロが一番見やすい

人生くよくよしたらあかん

包丁は中国式の包丁「菜刀」、まな板は伝統的な木製の厚みと密度があり、丈夫なもの。これがおいしい料理を作る前提で、次には真剣な態度が必要で、何百回目に作る料理でも初めて作る時と同じようにおろそかにせず、真面目に取り組まなければならない

僕が料理を作っていると、写真を撮りたいって、お客さんが厨房に入って来ることがある。そういうときには、どんなに忙しくても、どうぞどうぞ、と招き入れる

自分の仕事に没頭して更に上を目指す。今で止まるんじゃなくて、もっと上を目指すということじゃないかなと思います