名言大学

#生物学者

日本の大学院というのは学生を教育しない。
科学者として本格的に研究していくための基礎的訓練をきちんと系統的に受けていないわけです。
だから科学研究の本当の基礎が欠けた研究者ができてしまう。
日本の基礎科学が弱い原因はこのあたりにある。
(アメリカでは)だいたい大学院生を一人前の研究者として認めていない。
徹底的に訓練する

あぁ・・・天井に紫の花が一面に咲いている・・・医者が来ると花が消えてしまうから、
今日は医者を呼ばないでおくれ・・・

わたしは神を信じないが、
天の導きだと思った。
ノーベル賞も同じだ

回復させるべき脳の領域にターゲットを絞った精神・神経疾患の治療法を可能にする二つの研究領域があります。
幹細胞移植と脳深部刺激です

捨てることが、
熱意を生み出す

宇宙万有は無尽なり。
ただし人すでに心あり。
心ある以上は心の能うだけの楽しみを宇宙より取る。
宇宙の幾分を化しておのれの心の楽しみとす。
これを智と称することかと思う

学問は活物(いきもの)で書籍は糟粕だ

決まり文句みたいに『コングラチュレーション』と言われた後、
『もうすぐマスコミが殺到して大変なことになりますよ』と言われた。
その後は電話が鳴りっぱなし。
その通りになった

「ノーベル化学賞の成果となった、
緑色蛍光たんぱく質(GFP)の発見までには、
同じオワンクラゲからとれた発光たんぱく質のイクオリンや、
それ以前に日本で取り組んだウミホタルのルシフェリンの研究が役立った。
これらが成功裏に進んだのは、
様々な幸運もあったし、......

大切なことは問題を見つける能力、
それを諦めずに解決する能力、
それ自体を楽しめる能力、
そして、
柔軟性

アルツハイマー病の新薬開発に関する研究は受け入れられやすい。
しかし、
まず健康な脳がどのように働いているかを理解した上で、
アルツハイマー病のような神経疾患脳で起きている問題を理解しなければ、
新薬の開発にはつながりません

理研BSIのセンター長として、
どうしたら優れたPIを海外から日本に呼べるか、
絶えず腐心しています。
国際舞台における論文成果競争で日本がより大きな存在感を示すことを願っているからです

科学者の研究なんてね、
大部分、
間違ったことをやってるんです

親が充実した人生を送っていれば、
子どもはそれを見て育つ

ヒトの脳のはたらきを理解するには、
モデル動物で解明される脳の基本プロセスが、
ヒトの認識や行動へどう結びつくかを理解しなければなりません

われわれ科学者は、
自分たちの成果がどういう結果につながる可能性があるのか、
もっと高い意識を持たなければなりません

思わぬ偶然を引き寄せることができたのは、
少しの失敗は気にせず、
諦めずに努力したためである。
試練には何度となく直面したが、
私は逃げることは考えなかった。
逃げることができなかったといってもいい

差別はどこにでもある。
AmericanがNon-Americanを差別したり、
ユダヤ人がNon-ユダヤ人を差別したり。
性別による差別。
卒業大学による差別。
別に日本人だからって特別差別されるわけではない

自分がやりたいことが、
アメリカに来ないと出来なかった。
日本で研究をしたくても、
分子生物学っていう分野はアメリカでしかやってなかった

人間が科学を進めている原動力は、
人間の好奇心にあり、
それを爆発的に推し進める原動力にある

20世紀の生物学の主要な進展は、
遺伝や免疫、
細胞増殖など、
肉体に関する発見だったといえるでしょう。
そこで発見された原理は、
人間だけでなく全ての動物に当てはまります。......

理研BSIでは世界のトップの研究者を積極的にリクルートしてきました。
BSIはPIがよりリスクの高い研究にも取り組めるよう、
PI自身が獲得する外部競争的資金以外に資金を提供しています。
最近の厳しい研究資金状況においては、
大きな魅力となっているのではないかと思います

日本はムラ社会だから、
この人が何をしたかという実績よりも、
どこにいるのかで人が評価される。
そうすると「東大の教授になる」ということがゴールになっちゃう

よく科学者にはオリジナリティがなければいけないというでしょう。
もちろんその通りです。
ところがこのオリジナリティの意味を取り違えている人がいるのです。
大切なのは、
オリジナルでかつ重要度が高いことをやることです。
人がやってないことなら何でもオリジナルで、......

(原爆投下の瞬間を)閃光がまぶしく、
その後の爆風は凄まじかった

分子生物学や細胞生物学によって、
感情、
認知、
行動などの生理現象を説明できるレベルに到達しなければなりません

若ければ若い分だけ変化しやすくて、
年を取ってくるとPlasticity(可塑性)は失われていくんだよね。
だから、
小さいうちから多言語の刺激を入れてあげたほうが、
習得は早い

神経・精神疾患の治療法はまちがいなく進歩すると私はみています。
しかし研究計画でしばしば説明されているような短いタイムスケールでは達成できないでしょう

MRIをはじめとする現在のイメージング技術は、
神経回路の構造や経路と脳機能をリンクさせる程度の解像度であり、
今がまさに革新的な脳イメージング技術を生み出す時機にあると私は考えます

の世界には、
2045年問題というのがあって、
あと30年もするとコンピューターは人間よりも高度な感情を持つようになると言われている

よく言うことなんだけど、
非常に楽観的な人がサイエンスに向いていると思うのです。
色々難しいことがあっても簡単に滅入らない人、
諦めない人

できるだけ生体を傷つけない非侵襲的な治療法を開発することが求められています。
このためには神経科学者、
技術者や物理学者による異分野間の協力が欠かせませんが、
近年の脳科学の進歩を考慮すれば、
今から20〜30年のうちに非侵襲的で特定の脳領域だけをターゲットにする治療法が実現するでしょう

人生にとってもっとも大切なのは、
重要なこと意外は切り捨てること。
プライオリティ(優先順位)の決め方をあやまると、
限りある時間と労力を無駄にすることになる

神経科学はまだ歴史が浅く、
脳、
特にヒトの脳がどのように機能しているかについては、
まだほとんどわかっていません

何をやるかより、
何をやらないかが大切だ

新しい技術の発展には、
それが誤用される危険性もついて回ります

私は普通以下の子供でした。
どちらかと言えば記憶力は悪かった。
身体も弱かった

カルチャーショックになるのは、
ちゃんと目的をもっていないからじゃないのか。
目的があれば、
日々その目的をどうやって達成するか、
ということに忙しいはずから、
カルチャーショックなんて考えている暇はないと思う

理研BSIセンター長として、
私は脳科学における基礎科学の重要性をずっと説いてきました

世界に不要のものなし

相手が高名な学者じゃからちゅうて、
間違っちょるもんを正しいと心にもない世辞を並び立てるような未開人はイギリスにはいても日本にはおらん!誤りを正すほどの気兼ねもない卑屈な奴など生きておっても何の益もない!

(生化学の分野から、
脳科学の分野へと研究分野を変えた理由について)結局、
常に自分が興味が持てることをやりたかったから、
変えただけのことだ。
それからノーベル賞までもらって上り詰めてしまい、
だんだん追求することが少なくなっていき、......

全ては戦争に起因する。
戦争のない、
核兵器のない世界を望む

一人の科学者の一生の研究時間なんてごく限られている。
研究テーマなんてごまんとある。
ちょっと面白いなという程度でテーマを選んでたら、
本当に大切なことをやる暇がない内に一生が終ってしまう

結果が出ないのは努力が足りないからです

(英語が)通じなければ何度も言えばいいことだし、
通じなくても構わない相手なら通じなくてもいいし、
そうでなければ通じないで困るのは相手じゃないか

BRAINイニシアチブは脳科学を第一線で牽引してきた研究者たちが、
その立案の段階から積極的に関わってきました。
研究者たちは、
研究対象とすべき領域、
現時点で適応できる手法や技術、
プロジェクト全体の目標などについて、......

脳は、
Plasticity(可塑性)といって、
学習や経験を通じて脳のProportionが変化するという特徴がある。
モノリンガルとバイリンガル、
マルチリンガルではこのPlasticityのおかげで脳の形が変わってくる

(英語の勉強法)一番いいのは、
薄いのでもいいから本を読むことじゃないかな

科学者が脳機能の研究のために開発した技術でも、
医療関係者は、
疾患治療への応用を望むかもしれません。
ほかにも人間の認知操作に利用できるかを考える方々がいるかもしれません

現在の脳科学は、
複雑な脳ネットワーク内に存在する特定の回路の機能を、
ようやく理解し始めた段階にあります

(原爆投下から1カ月半後)みんな真っ黒焦げで、
ひどい光景でした。
戦争は良くない

私たちが新たに開発する技術がもたらす利益と、
それが誤用される可能性について、
政治家や議員はもちろん、
一般の人々とも対話を積極的に進める必要があります

意識、
創造力、
数学、
言語といった我われ人間だけがもつ能力を解明する必要があります

日本の大学ではいまだに学部や学科の壁が、
学際的な脳研究の推進を阻む壁になっています。
日本が世界の脳研究の先頭に立とうとするなら変革が必要です

子どもたちにはどんどん興味を持ったことをやらせてあげて。
やり始めたら、
やめたらダメですよ

MITを見ていても、
日本の学部生は1学年に1人くらいしかいない。
本当に少ない

やっぱり各論より根本的な原理を探求する研究をしたいと思わなければ本当のサイエンティストとはいえませんよ。
ところが現実には、
各論の中でもとりわけどうでもいいようなことをやってる人が多すぎるんです

自分を本当に納得させることができれば、
人を納得させることは簡単である

日本は研究室主催者(PI)に海外からの人材を迎え、
国際化に努めています