名言大学

ある場合には運命っていうのは、
絶えまなく進行方向を変える局地的な砂嵐に似ている。
君はそれを避けようと足どりを変える。
そうすると、
嵐も君にあわせるように足どりを変える。
何度でも何度でも、
まるで夜明け前に死神と踊る不吉なダンスみたいに、
それが繰りかえされる。
なぜかといえば、
その嵐はどこか遠くからやってきた無関係な“なにかじゃないからだ。
そいつはつまり、
君自身のことなんだ。
君の中にあるなにかなんだ

村上春樹

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