私は実業家の中に名をつらねながら、大金持ちになるのは悪いと考えている

自分で限界を定めないようにする重要性

考え抜いた結果、「家族のために、いまの会社に勤め続けること」が守るべきものであれば、僕は決してその価値観を否定しようとは思いません

高級スーツに身を包み、気取って話をするより、汗をかきながらでも一生懸命に話をした方が相手がよく聞いてくれることを、僕は経験から学んだ

流れがいいと判断したときに、仕事をサボっていてはいけない

クビになるより、自分の仕事にくびったけになれ

「遅刻をしない」というのは当然の礼儀ですよ

資金を調達したり自分の持ち株を売ってしまうと、その後は安定運営したいという気持ちになるのが人間の心理だ。それで結果的にほとんどのベンチャーがメガにならず、「ま、いっか」となってしまう。やる気はあるものの株主との対話もあるから少しびびった状態のまま進んでしまい、それで成長速度も少しずつ落ちる

将来を見通すには、現時点の調査結果を原理原則に照らして予測する必要があります。具体的には、日本の住宅価格の動向とバブル崩壊との関係をグラフ化し、それをアメリカの事例に当てはめる。人間が絡んでいる出来事であれば、国を問わず必ず同じようなパターンで進行します。経験則をバカにしてはいけません

ほとんど人は自分が何をしなければならないのかを知っていることだろう。問題は、実際にその決断を下し、それを実行に移すかどうかだ

経営について言えば、私は事実から出発して理論へと考えを進めますが、決してその逆はしません。これは鉄則です。まずは仕事がどう行われているのかをよく見て、それから解決策を考えるのです。理論を現実に当てはめるのではなく、あくまでもまず事実関係を調べ、人々の生の声を聞き、そうやって現状を把握したうえで理論を構築するのです

21世紀の人間感や社会性のことを考えると、意外と自動運転の話がキーになるはずです