名言大学

はたして、
生まれながらのリーダーというものは存在するものでしょうか?
私にはそう思えません。
確かに、
リーダーシップの適性がある人はいますが、
その数は想像以上に多いことでしょう。......

消費者に訴求できるブランドがなければコモディティーへの道を歩むことになりますが、
確固たるブランドがあれば「価格力」(他社よりも高い価格をつけられる力)だけでなく、
「ロイヤルティー」、
すなわち顧客の定着率や忠誠心を得ることもできるのです

具体的な方法というのは、
突然思いつけるものではありません。
具体的な方法を思いつくためには、
状況をよく知って、
分析する必要があるからです。
要するに、......

私たちは未来のリーダーを育てていかなければならないのです。
そのためには、
候補になる人間を人事部や総務部の椅子に座らせておくだけではいけません。
一番難しい前線に送り出してこそ、
人は鍛えられるのです。
未来のリーダーは今日の挑戦に応じることで育ちます。......

企業の中であるポストから上になると、
人間としての力が問われることになります。
専門知識などよりも、
状況を理解し、
人の話を聞き、
やる気を起こさせ、......

自分がまだ若い場合、
赴任して最初にすべきことは人間関係をつくり上げることです。
部下の人たちと一緒に過ごすことによって、
自分のことをわかってもらい、
交流を深め、
その管理職たちが直面している問題と、......

実行こそすべて。
アイディアは課題克服の5%にすぎない

正しい答えでなく、
正しい質問を見つけることを重要視しなさい

困難は避けるものではなく、
解決するものである

最終的には大きな改革が必要とされる分野でも、
最初のうちは少しずつ、
小さなところから変えていきました。
同じ改革を行うにも、
節度をもって挑んだわけです。
私たちの目的は、......

信頼とは二つの柱の上に成り立っています。
ひとつめは成果(パフォーマンス)です。
成果が上がらなければ信頼されません。
もう一つの柱は透明性です。
成果が上がっていなくても、
透明性があれば会社は信頼を得ることができます。......

一般的に言って、
ある企業のイメージを決めるのは大衆であって、
企業ではありません。
企業にできるのは、
これから進む方向を定めて、
どうしていきたいかを明らかにするだけです。......

どういう形態をとろうとも、
他者との提携には大変な労力がかかる。
相手の規模が小さかろうが大きかろうが、
苦労は同じだ。
だからどうせ提携するなら望みを高くし、
大きな企業を狙った方がいい

フランソワ・ミシュラン(フランスの大手タイヤメーカーミシュランの社主)は人間志向の強い人です。
でも、
その人間とは群衆や集団としての人間ではありません。
まず何よりも個人としての人間です。
それから、
もうひとつ、......

経営をするなら、
いま会社がどうなっているのか、
そしてユーザーが何を求めているかを自分の肌で感じる必要があります。
そうしなければ決断などできません。
そこでは理解することと同様に、
感じることが大切なのです。......

会社の規模は直接競争力にはつながりません。
会社の規模は成功の鍵にはなりませんが、
何かあった時にそのリスクを和らげるクッションの役割を果たしてくれるのです

アイディアの良し悪しは、
どのように実行するかによって決まると言っても過言ではない

私の第一言語は何度も変わりました。
幼少のころはポルトガル語、
レバノンではアラビア語とフランス語、
フランスではもちろんフランス語でした。
それがブラジルに戻って、
またポルトガル語となり、......

経営に教科書は要らない。
大切なのは人々の意見に耳を傾け、
問題を見つけ出すこと

ミシュランは将来の幹部候補生が一日でも早く会社の一員になれるように、
非常に効果的で、
独特のシステムを採用していました。
SPスタージュという社員研修のシステムです。
このシステムでは、
インストラクターの指導の下に、......

危機的状況にもひとつだけ良い面がある。
人々がベストの力を発揮するということだ

経営について言えば、
私は事実から出発して理論へと考えを進めますが、
決してその逆はしません。
これは鉄則です。
まずは仕事がどう行われているのかをよく見て、
それから解決策を考えるのです。......

自己満足に陥ることなく、
道半ばで立ち止まることなく

GEは数多くの落伍者を出しつつも、
多くのリーダーを育成してきました。
それは、
同社が才能のある人を多く採用したからではありません。
社員の力を伸ばしてきたからです。
社員がやる気になるように仕向け、......

終身雇用と年功序列と同列に論じることはできません。
私は、
年功序列制度は企業の業績に悪影響を与えると思っています。
しかし、
終身雇用制度のほうは、
働く人々に対して企業が誠意を示すという意味で、......

お互いに自分のアイデンティティを守り、
相手のアイデンティティを尊重する。
それがあるからこそ提携は前進するのです。
この点はお互い意識して努めていかなければなりません。
企業のアイデンティティがなくなってしまったら、
企業としての価値は損なわれ、......

「安定」があるというのは幻想だ。
そんなものは存在しない。
周囲の環境は常に変化している。
高いレベルを維持するには変化するしかない。
変化は脅威ではなく、
機会である

悲観論が行き過ぎている。
世界有数の優れた労働力や社会資本を活用すれば、
繁栄し続けることができる

何かを手に入れようと思ったら、
まず望むことだ。
目標をあまり低く設定すると、
結局はそこまでしか行かない。
十分な検討は必要だがその上でならば、
高い目標を掲げることで、......

企業が困難に直面するのは、
いつでもその企業自身に原因があります。
もちろん経済環境も無関係ではありませんが、
問題の根源は常に企業自身にあるのです。
日産の業績が傾いたのは日本の景気後退のせいでも、
競争相手が強すぎたからでもありません。......

あの人(フランソワ・ミシュラン)のやり方は経営の本で学んだものではありません。
どんなに若くても重要なポストに就けること、
国籍を気にしないこと、
理論よりも実践を重視すること、
そういったことはすべてフランソワ・ミシュランの人間性と深く結びついているのです

会社に大きく貢献した人、
普通に貢献した人、
まったく貢献しなかった人を、
ほぼ同等に扱うことが公平であるといえるでしょうか?
私にはそうは思えません。
株主にとっても、......

メーカーが生き延びられるか、
また成長できるかは競争力にかかっています。
競争力には4つの要素があって、
第一はイノベーション(革新)。
第二の要素はたゆみない品質の向上、
つまり、......

会社の再建というものは、
ある意味でエンジニアの仕事に似ています。
あるいは、
家を建てるのに似ているといってもいいかもしれません。
つまり、
そこには何を優先して、......

信頼されることほど大きなチャレンジはなく、
その期待に応えることほど大きな満足はない

(企業における)すべての問題には解決策がある。
大事なのは社員を鼓舞することだ

抵抗の動きが出なかったということは、
主として議論の進め方によるものだと思います。
私は、
これはこうなるべきだ!と言ったことは一度もありません。
目標をしっかりと定めたうえで、
そこに到達する方法については、......

ヴィジョンというものは、
別に理論的なものではなく、
ただ方向性を示すだけのものでもかまわないのですが、
ともかく、
それをもとに、
物事をはっきりさせ、......

創造というものは、
現実を直視することによってはじめて可能になるものだ

これまで私がやってきたすべてのことは、
社員のモチベーションを高めることを念頭に置いてやったものです。
その結果、
社員たちはさまざまな事柄を通じて、
みごとにモチベーションを取り戻しました。
どうやったら人材を実りある形で活用していくことができるのか?......

互いの相違点を認識して、
その価値を認め合うこと。
相手を尊重したうえで率直に語り、
また相手の言うことに真摯に耳を傾けること。
こうした方針はあまりにも単純で当たり前だと思われるかもしれませんが、
従来の経営マニュアルに書いてあるかというと、......

自分の周りの人が職業人として、
また人間的にも成長するのを実感できること。
これ以上のやりがいはありません

とるべき施策、
優先順位を決定したうえで、
人々に権限委譲することは、
リーダーの責任です。
企業内の混乱は、
リーダーシップの問題なのです

家族のいるところ、
それが「ホーム」、
つまり故郷です。
波乱に満ちた道をたどった末に、
私の家族はブラジルに落ち着いていました。
そして、......

作業組織についてどんなに優れた意見を持っていたとしても、
その意見が他人に伝わり、
みんなに協力してもらえるのでなければ何の役にも立ちません。
そのためには、
コミュニケーションをきちんと取り、
そうする理由とその方法を具体的に説明する必要があるのです

正直言って、
日産がどうしてこうなってしまったのか、
きちんと分析して説明できる人に、
社内で一度も会ったことがありませんでした。
何が問題なのか、
重要な順番に仕分けしてみせてくれる人は一人もいませんでした。......

収益のあがる会社にしたいなら、
マネジャーには問題の核心を見抜く能力が不可欠である

企業のマネジメントに問題があるかどうかは、
すぐに分かります。
社員がどのくらい明確に、
やるべきことや直面している状況を語れるか、
観察すればいいのです

会社の変革とは思考方法の変革だ

危機的な状況にあっても、
経営層が長期的な会社の存続に必要な決断を下すことを躊躇することが少なくありません。
それはなぜか。
厳しい決断というものは、
短期的には非常に軋轢を生む、
不都合なものだからです。......