何かから離れることはできない。相手は地獄までもあなたについてくる。それならば、どんな誘惑にも抵抗しないことだ。ただし、そこから顔をそむけて歩きなさい

誰のために小説を書くのかっていうと、一番は、自分のために書くわけじゃないですか。読者のために、というのも考えますけど、それを優先させると、ただの仕事になっちゃいそうですし、やっぱり僕は自分がわくわくすることを第一に考えちゃうんですよね

では、自分自身の意見や行動について個人が持つ権限の限界は、どこに置くのが正当なのだろうか。社会の権威はどこからはじまるのか。人間の生活のうち、どこまでが個人の領域であり、どこまでが社会の領域なのか

こんな幸せな場所にいられるんだから、とにかくやるしかないでしょ!!

一度選んだら、もうくよくよ考えません

真の喜びと情熱をもつには、自分のことだけ考えるのをやめ、心を外に向けなければならない。心のなかの善意を態度にあらわし、強め、すべての人への愛の姿勢にまで高めねばならない。人は愛を求めている。心から人に愛を注ぐなら、あなたは人に愛され、深い真の幸福があなたのまわりに広がっていく

求める者だけが答えを得る

僕には、いい成績をとりたいという気持ちがなかった。落第さえしなければ満足だった

自分を上辺に置くと相手に不足を感じて腹が立つ。自分を底辺に置くと相手に敬意を感じて学びを得る

人間は他との比較をやめて、ひたすら自己の職務に専念すれば、おのずからそこに一小天地が開けてくるものです。

死ぬということは身を切るほどつらいものだが、それにも増して生きた実感がないまま死なねばならないと思うことは耐えがたい

タイムマシンがあったら、今あるお菓子をみんなかかえて、恵子に食べさせてやりたい。六月五日の朝から八月二十二日の午後死ぬまで、ついにお腹をすかせっばなしで死んでしまった女の子なんて、あまりにかわいそう過ぎる。ぼくは恵子のことを考えると、どうにもならなくなってしまうのだ