僕の周りにいた大人たちは謙虚で努力しなければ何も成し遂げられないといつも教えてくれた

平和――二つの戦争の時期の間に介在する、だまし合いの時期。

約束を破る愉しみのために約束する人間がいる。

でも、考え方を変えてみたら、人間も動物も植物も、地球上で生命を成している者は、全て空気がないと生きてられないのだ。ということは、絶対に欠かせない物ということになる

もっと重大な問いが意識の底から浮かんでくるようになった。「いったいこれまでの自分の人生って何だったのか」という問いだ

目標があるっていうのは、幸せなことですよね。人っていうのは、目標や行きたい場所に向かってがむしゃらに、脇目もふらずに突き進んでいく姿が1番美しいじゃないですか

死んだ者の罪を問わないのは、今は生きていてやがて死ぬ者の、深い真理かもしれませんよ

逃げるように帰った実家から母親に追い出されボロアパート暮らしのくせして、借金してまで女装している頃よ。上の階から女の喘ぎ声が聞こえてきた時、心の叫びというかなんと言うか、無意識の内、口に出してこう叫んでたわ。「チンポもいらない、ゲイとしての幸せなんていらないから、だから神様、アタシにたらふくメシを喰わせて、日の目を見させてって

実現したいイメージを100とすると、現時点でせいぜい10くらいのもの（80歳時）

知らないものは無いのと同じだ。

自分が感動できるものを提出していかないと、周りの人、ひいては観客に響いていかない

戦前の人嫌いが、戦後人好きになり、いろいろな会合に進んで出るようになったのは、一つは隣組や町会で人に慣れたのと、もう一つは戦争中多少酒が飲めるようになったせいである