自殺しようとする人間は往々死を不真面目に考へてゐるやうにみられる。否、彼は死を自分の理解しうる幅で割切つてしまふことに熟練するのだ。かかる浅墓さは不真面目とは紙一重の差であらう。しかし紙一重であれ、混同してはならない差別だ

歴史とは、明確にされた経験である。

ぼくは元来、あけっぴろげの単純な人間を信用しないことにしている。ことにやつらの話がすじみち通ってる場合はなおさらだ

この長い人生の中で、私は人々から私が受けるに値する以上の賞賛を浴びてきました。正直に私の気持ちを言えば、喜びよりも恥ずかしさの方が、いつでも遥かに勝っていました

一日一日が冒険なら、人の一生の、途方もない冒険には、いったいどれだけ、じぶんを支えられることばがあれば、足りるだろう？

傷をなめ合うような酒ならよせって言ってんです。少々窮屈でもなにかを吸収できる人と飲む酒、これが価値あり。いい酒は人間を・・

人間のいいところは、どんな可能性があるのか、その可能性を引き出す、見つける事が人生そのもの

神様が人間をお造りになったのは、物語を愛しておられるからです。

花は人間のように臆病ではない。花によっては死を誇りとするものもある。日本の桜がそうで、彼らはいさぎよく風に身を任せるのである

｢無理しないでね｣人は言うかもしれません。死ぬほど無理してください。別に死にゃしないから

宇宙に行って、地上とはまったく違った環境で生活すると人間の可能性、人間の本質‥‥とか、人間についての発見がたくさんあります

人間は何も食べないで飢えて病気になるのと同様に、あんまり食べ過ぎて飽和状態に陥ると、やっぱり病気になる。だからほどほどでいるということは、決して中くらいの幸福どころではない