名言大学

#ノーベル生理学・医学賞

講演では最低1回、
会場の笑いを取るように心がけている

大きな課題は、
研究者自身の中にある「稼ぐことへのアレルギー」でしょう。
工学部のように、
実用化できる技術を開発しようという意識が先生方の頭にある学部は良いのですが、
理学部は対照的です。
「研究の目的は真理の探究であって、......

人間が科学を進めている原動力は、
人間の好奇心にあり、
それを爆発的に推し進める原動力にある

日本の大学ではいまだに学部や学科の壁が、
学際的な脳研究の推進を阻む壁になっています。
日本が世界の脳研究の先頭に立とうとするなら変革が必要です

科学者が脳機能の研究のために開発した技術でも、
医療関係者は、
疾患治療への応用を望むかもしれません。
ほかにも人間の認知操作に利用できるかを考える方々がいるかもしれません

若ければ若い分だけ変化しやすくて、
年を取ってくるとPlasticity(可塑性)は失われていくんだよね。
だから、
小さいうちから多言語の刺激を入れてあげたほうが、
習得は早い

僕は基本的に飽きやすい性格で、
すぐに新しいことをしたくなってしまう。
今までは、
好きなことをやっていたらいい、
僕の人生や、
という感じだった

(ビニール袋を)絶えず持ち歩いて、
今でも(土などを)採ったら研究室に送るんです。
寝ても覚めても、
絶えずそういう気持ちでいる中から、
いいものがみつかる

回復させるべき脳の領域にターゲットを絞った精神・神経疾患の治療法を可能にする二つの研究領域があります。
幹細胞移植と脳深部刺激です

の世界には、
2045年問題というのがあって、
あと30年もするとコンピューターは人間よりも高度な感情を持つようになると言われている

私自身はなるべく幅広く、
いろんなことを自分自身が知らなきゃいけないということで、
めちゃくちゃ本を読んで、
めちゃくちゃいろんな勉強をした。
全体をいつも掴むんです

研究者は基本的に失敗するもので、
そもそも失敗を良くないことだと考えると研究はうまくいきません

神経・精神疾患の治療法はまちがいなく進歩すると私はみています。
しかし研究計画でしばしば説明されているような短いタイムスケールでは達成できないでしょう

偉い先生が悲惨な講演をするのも見た。
やっぱり発表は大事です

私の仕事は微生物の力を借りているだけ。
私が賞をもらっていいものか

SF作家ですら想像できないことを科学が実現することもよくあります

研究は、
最初から社会の役に立つようにしようと意識しすぎると、
浅いものになりがちです。
みんなが実用化間近の研究ばかりやりだすと、
将来のイノベーションの芽が摘まれてしまいます

最先端の科学を研究していると、
今自分がやっていることは本当に良いことなのかどうか自信がなくなることもある

高く飛ぶためには思いっきり低くかがむ必要があるのです

どの微生物が好きとか嫌いとかはない。
人間も、
どんな人とも付き合う。
あれ嫌い、
これ嫌いと言ったら仕事にならない

農作業というものは、
科学者のやることなんですよ。
気候を気にする、
温度を気にする、
それから水分がどうであるかとか、
まさに科学者なんですね。......

日本はムラ社会だから、
この人が何をしたかという実績よりも、
どこにいるのかで人が評価される。
そうすると「東大の教授になる」ということがゴールになっちゃう

研究者は知財を意識しておく必要があります。
ただ、
知財に関する専門知識を研究者が持つのは不可能に近い。
知財の専門家を大学に抱えるべきです。
良い技術が出てきたときに、
実用化まで持っていくには、......

仕事だけしていると、
効率が悪くなると思います。
飽きて集中力が落ちますから。
ときどき仕事とはまったく関係ないことに没頭したほうが気分転換になるんですよ

理研BSIのセンター長として、
どうしたら優れたPIを海外から日本に呼べるか、
絶えず腐心しています。
国際舞台における論文成果競争で日本がより大きな存在感を示すことを願っているからです

米国で習った一番大切なことは、
研究者として成功するには「ビジョンとハードワーク」、
つまり目標をはっきり持ち、
一生懸命やることです。
当時のロバート・メイリー所長が教えてくれました。
これは当たり前のようで難しい。......

私たちが新たに開発する技術がもたらす利益と、
それが誤用される可能性について、
政治家や議員はもちろん、
一般の人々とも対話を積極的に進める必要があります

よく科学者にはオリジナリティがなければいけないというでしょう。
もちろんその通りです。
ところがこのオリジナリティの意味を取り違えている人がいるのです。
大切なのは、
オリジナルでかつ重要度が高いことをやることです。
人がやってないことなら何でもオリジナルで、......

受賞すると思っていなかったので家にいた。
洗濯機がガタガタ音がするので直そうとしていたところ、
携帯電話が鳴ってそれが英語だった。
それで知った

やっぱり各論より根本的な原理を探求する研究をしたいと思わなければ本当のサイエンティストとはいえませんよ。
ところが現実には、
各論の中でもとりわけどうでもいいようなことをやってる人が多すぎるんです

私は人真似はしない。
人の真似をするとそこで終わり。
それより越えることは絶対ありえない

(奥さんについて)私との結婚生活の3分の2は、
病気との闘いでもあったわけですけど、
そんなこと少しも表に出さない、
おくびにも出さない、
亡くなる寸前まで、
そういう意志の強さを持ってました

何度も読んだのは『仕事は楽しいかね?
』(きこ書房)です。
(中略)結局、
この本のタイトルの通り、
仕事も楽しむしかないのかなと思っています

『金を残すは下、
事業を残すは中、
人を残すは上』と明治期の政治家、
後藤新平が言っているように、
いい人を多く残すことだ

科学者は人のためにやらなければダメなんだ。
人のためにやるということが大事

できるだけ生体を傷つけない非侵襲的な治療法を開発することが求められています。
このためには神経科学者、
技術者や物理学者による異分野間の協力が欠かせませんが、
近年の脳科学の進歩を考慮すれば、
今から20〜30年のうちに非侵襲的で特定の脳領域だけをターゲットにする治療法が実現するでしょう

何が良いのか悪いのかすぐには分からない。
一喜一憂せず淡々と頑張るしかない

今の日本のiPS研究は1勝10敗

再生能力というのは、
がんになるのと紙一重だと思っている。
高い再生能力を持っているということは、
同時にがんがすごくできやすいということなのではないか

何かを発見するということは、
努力の積み重ねでできるというものじゃないんです。
結局は、
運とセンス

研究者になっても自分のやりたいこといっぱいあってもどちらが世の中のためになるかなとか人のためになるかなとか分かれ道に立った時はそういうことを基本にしていたと思います

世の中のために地域のために、
病院の患者さんのために志を持って仕事をしていると、
応援してくれる人たちが現れてくる。
まさに志あれば道ありです

大事なのは少しでも多くの知的財産を生み出すことで、
欧米に対する競争意識を保ち、
その競争意識を研究の促進へと繋げていくことです

MRIをはじめとする現在のイメージング技術は、
神経回路の構造や経路と脳機能をリンクさせる程度の解像度であり、
今がまさに革新的な脳イメージング技術を生み出す時機にあると私は考えます

ガードン先生は美しい髪の毛をしていてうらやましい

祖母から「人のためになることをしなさい」と言われ続け、
分かれ道に立った時は、
それを基準に考えてきた

私はBRAINイニシアチブを強く支持しています。
このプロジェクトがヒトの脳の機能地図作成に向けた特別な研究資金によって支えられているからだけではなく、
具体的にどのような研究を行うべきかの決定権が、
研究者にゆだねられているからです

研究で世の中に貢献すれば、
必ずまた研究費は入ってくる

研究は芸術と一緒なんですよね。
何かをゼロから作り出すという創造の世界

研修期間の二年間ずっと「ジャマナカ」です。
「お前はほんまに邪魔や。
ジャマナカや」といわれつづけました。
(中略)しかし、
ここで壁にぶつかったことが、
研究者という新しい道につながったのです

家族の支えがないと研究は続けてこられなかった。
家内は自分の仕事を中断し、
英語の分からない娘も一緒に、
留学先の米国までついてきてくれた

日米両国を行き来して感じるのは、
米国では科学者は多くの若者たちのあこがれの的だが、
日本ではそうなっていない。
どうしたら、
この日米の溝を埋めていけるのか考えている

神経科学はまだ歴史が浅く、
脳、
特にヒトの脳がどのように機能しているかについては、
まだほとんどわかっていません

人生にとってもっとも大切なのは、
重要なこと意外は切り捨てること。
プライオリティ(優先順位)の決め方をあやまると、
限りある時間と労力を無駄にすることになる

微生物と私が今まで培ってきた化学の力を、
両方をうまく利用して私の研究をやろうっていうのがそもそもの、
この抗生物質へのめり込んだ、
抗生物質というか微生物代謝産物の研究にのめり込んだきっかけなんです

「至誠天に通ず」ある地位についたら、
あらゆる努力をする。
そうすれば目指したものが大体実現できる。
ごまかしていい加減にやっているとだめだが、
一生懸命にやっていれば必ず支援者も現れる

臨床の経験があるのとないのとでは、
(患者さんへの)向き合い方が全然違ったんじゃないかと思います

1万年後、
私たちとは全然違う生物が、
地球を支配していても不思議ではありません