名言大学

成功した人は失敗を言わない。
成功した人は人より何倍も失敗していると思う

私は人真似はしない。
人の真似をするとそこで終わり。
それより越えることは絶対ありえない

科学者は人のためにやらなければダメなんだ。
人のためにやるということが大事

何か賞を取ろうと思って仕事をしているわけではなく、
世の中の役に立とうと思って必死でやってきましたが、
まさかノーベル賞という結果になるとは思わなかった

祖母から「人のためになることをしなさい」と言われ続け、
分かれ道に立った時は、
それを基準に考えてきた

私自身が偉いものを考えたり難しいことをやったのではなく、
全て微生物がやっている仕事を勉強させていただいたりしながら今日まできている。
そういう意味で私がこのような賞をいただいていいのかなという気持ち

私の仕事は微生物の力を借りているだけ。
私が賞をもらっていいものか

世の中のために地域のために、
病院の患者さんのために志を持って仕事をしていると、
応援してくれる人たちが現れてくる。
まさに志あれば道ありです

研究で世の中に貢献すれば、
必ずまた研究費は入ってくる

資金がないから研究ができないというのは言い訳

(ビニール袋を)絶えず持ち歩いて、
今でも(土などを)採ったら研究室に送るんです。
寝ても覚めても、
絶えずそういう気持ちでいる中から、
いいものがみつかる

全国各地で、
1年に2500株は採取する。
菌を培養して評価するが、
たいていの菌は活用できない。
その繰り返し。
大変な作業なんです

私自身はなるべく幅広く、
いろんなことを自分自身が知らなきゃいけないということで、
めちゃくちゃ本を読んで、
めちゃくちゃいろんな勉強をした。
全体をいつも掴むんです

特に抗生物質というかこの領域の研究というのは、
完全なる共同研究の固まりによって得られる成果なんです

微生物と私が今まで培ってきた化学の力を、
両方をうまく利用して私の研究をやろうっていうのがそもそもの、
この抗生物質へのめり込んだ、
抗生物質というか微生物代謝産物の研究にのめり込んだきっかけなんです

菌を分離したときは全く分からない。
何年か後に分かるんです。
取ってから5、
6年かかるので、
1人でできる仕事じゃないです

私は農家の長男で、
そこで教わった農作業の一つ一つが勉強になっていますね。
東京理科大時代は、
昼は大学に行き、
夜は高校で教えた

この道を行くと大変だと分かっていたら、
そこに向かいなさい。
そうすれば楽しい人生になる

研究者になっても自分のやりたいこといっぱいあってもどちらが世の中のためになるかなとか人のためになるかなとか分かれ道に立った時はそういうことを基本にしていたと思います

いろいろやりたいことあると思うけど、
これやると失敗するのではないかとかこれやると失敗するではなくて、
失敗してもいいからやってみようという気持ちを絶えず起こさなきゃダメだ。
だから1回2回失敗したからってどうってことはないよと。
若い頃はとりあえず失敗を繰り返してやりたいことをやりなさいとそう言いたいです

起業には関心があった。
私には科学者と共に事業家の才能もあったかと思う。
割と大きくものを考え、
資金、
アイデア、
人を育てた。......

1回失敗してダメだと思ったらダメですね。
失敗したから良かったんだと

農作業というものは、
科学者のやることなんですよ。
気候を気にする、
温度を気にする、
それから水分がどうであるかとか、
まさに科学者なんですね。......

『金を残すは下、
事業を残すは中、
人を残すは上』と明治期の政治家、
後藤新平が言っているように、
いい人を多く残すことだ

(奥さんについて)私との結婚生活の3分の2は、
病気との闘いでもあったわけですけど、
そんなこと少しも表に出さない、
おくびにも出さない、
亡くなる寸前まで、
そういう意志の強さを持ってました

「至誠天に通ず」ある地位についたら、
あらゆる努力をする。
そうすれば目指したものが大体実現できる。
ごまかしていい加減にやっているとだめだが、
一生懸命にやっていれば必ず支援者も現れる

何か困ったこととか、
迷ったときとか、
北里先生なら、
どうするんだろう、
何を言うんだろうかということが多いですね

(学生に何か一言)努力もう一晩

培養液の中で砂糖やグルコースが1、
2晩であとかたもなくアルコールになっている。
有能な有機化学者でも1晩でできない、
生物はすごいと思った

若い子供たちのために、
将来に向けた、
たとえば教員そのものの力をつけるような何かをやるとか、
先生の教える力をもっと重視してお金を使うとか。
研修会やるとか、
活発にやっていただいたらいいと思います。......

夜間の工業高校だから、
近辺の工場から仕事を終えて駆け込んできて勉強する人がほとんど。
あるとき期末試験の監督をしていると、
飛び込んできた(生徒の)一人が、
手に油がいっぱいついていた。
私は一体何なんだ。......

微生物は地球のあらゆる天変地異に耐え、
今日まで生き残った。
微生物から学ぶことがいっぱいある

微生物は十分に研究し尽くされていませんし、
見方によっては研究は始まったばかりと思っています

微生物は無駄な代謝物を生産しない

私はいつも、
我々の必要性や問題の答えは自然の中にあると思ってきました

私の哲学は「一期一会」。
人とも微生物とも一期一会だ

私たちが見つけた「エバーメクチン」を合成したと明らかにしたのは、
私が知る限り世界に3人だけ。
それを微生物はほんの数日で出来る。
その微生物の能力を、
いかに人間に使っていくかが今後の課題

どの微生物が好きとか嫌いとかはない。
人間も、
どんな人とも付き合う。
あれ嫌い、
これ嫌いと言ったら仕事にならない

大村 智(おおむら さとし、1935年(昭和10年)7月12日 - )は、日本の化学者(天然物化学)。北里大学特別栄誉教授、東京理科大学特別栄誉博士、薬学博士(東京大学)、理学博士(東京理科大学)。2015年ノーベル生理学・医学賞受賞。