名言大学

大きな課題は、
研究者自身の中にある「稼ぐことへのアレルギー」でしょう。
工学部のように、
実用化できる技術を開発しようという意識が先生方の頭にある学部は良いのですが、
理学部は対照的です。
「研究の目的は真理の探究であって、......

研究者が自分の研究が本当に新しいか、
誰かの真似になっていないかを常にチェックする必要があります。
大阪市立大学大学院に在学中、
助教授に言われた言葉が印象に残っています。
それは、
「阿倍野の犬実験になるな」です。......

日本人の技術者は間違いなく世界一です。
器用さ、
勤勉さ、
創意工夫、
チームで取り組む努力など、
研究者として重要な素養を備えています。......

米国で習った一番大切なことは、
研究者として成功するには「ビジョンとハードワーク」、
つまり目標をはっきり持ち、
一生懸命やることです。
当時のロバート・メイリー所長が教えてくれました。
これは当たり前のようで難しい。......

研究はマラソンに似ています。
フルは4、
5回走っていますが(過去にやった)柔道やラグビーとはちょっと違いました。
勝ち負けだけじゃない。
今私たちがやっている研究は海外の超一流大学との競争になっています。
研究で負けるというのは論文発表で先を越されることなんですが、......

研究というのはアイデアひとつ、
努力で色々なものが生み出せる。
日本は天然資源が限られている現実があるが、
研究成果は無限に生み出せる。
それが国の非常に大きな力にもなるし、
病気で苦しんでおられる方の役にも立つ。......

研究をやめかけた時、
奈良先端科学技術大学院大に拾ってもらい、
一度死にかけたんだから何か面白い難しいことをやろうと思った。
それも良かった。
僕の大胆な思いつきにもかかわらず、
研究室の人たちが本当に一生懸命実験をしてくれた。......

「もっと医学に関係することをやったほうがいいんちゃうか」と言われ、
自分でも「何か人の役に立っているのかな」と自信がなくなっていきました。
半分うつ状態になって朝も起きられなくなり、
研究をやめる直前までいきました

面接の最後、
やぶれかぶれ正直に、
「ぼくは薬理のことはなにもわかりません。
でも、
研究したいんです! 通してください!」って声を張ったんです。
だいぶ後になってこのときの面接の先生から「あのとき叫ばへんかったら落としてたよ」といわれました

研修期間の二年間ずっと「ジャマナカ」です。
「お前はほんまに邪魔や。
ジャマナカや」といわれつづけました。
(中略)しかし、
ここで壁にぶつかったことが、
研究者という新しい道につながったのです

高く飛ぶためには思いっきり低くかがむ必要があるのです

やるかやらないかの選択を迫られたとき、
やらなくて後悔するくらいなら、
やってから後悔しようといったメッセージには、
とても共感しました。
新しいチャレンジをすると、
とりあえずがんばろうと思えますが、......

何度も読んだのは『仕事は楽しいかね?
』(きこ書房)です。
(中略)結局、
この本のタイトルの通り、
仕事も楽しむしかないのかなと思っています

理系離れは深刻です。
日本では研究者の地位があまりに低い。
若い人たちに研究者が魅力的な仕事に見えていません。
このままでは担い手がいなくなってしまうと懸念しています。
米国は日本の逆です。
研究者の社会的地位が高い。......

仕事だけしていると、
効率が悪くなると思います。
飽きて集中力が落ちますから。
ときどき仕事とはまったく関係ないことに没頭したほうが気分転換になるんですよ

僕の予想以上のスピードで(研究が)進んでいる

受賞すると思っていなかったので家にいた。
洗濯機がガタガタ音がするので直そうとしていたところ、
携帯電話が鳴ってそれが英語だった。
それで知った

研究者は知財を意識しておく必要があります。
ただ、
知財に関する専門知識を研究者が持つのは不可能に近い。
知財の専門家を大学に抱えるべきです。
良い技術が出てきたときに、
実用化まで持っていくには、......

私は、
本当に誰もやっていないことだったら、
どんな研究でも価値があると思っています。
だからこそ、
若い研究者には、
誰かの真似ではないか、......

研究者は役に立つかわからないものを研究すべきだし、
科学研究費助成事業(科研費)のように、
海のものとも山のものともつかない研究を支援する仕組みが、
国全体の技術力を維持するうえで非常に大切です

1万年後、
私たちとは全然違う生物が、
地球を支配していても不思議ではありません

講演では最低1回、
会場の笑いを取るように心がけている

日本人は勤勉なのでハードワークは得意です。
でも、
ビジョンがなければ無駄な努力になってしまう

今の日本のiPS研究は1勝10敗

僕の大胆な思いつきにもかかわらず、
研究室の人たちが本当に一生懸命実験をしてくれた。
それぞれがたまたま1カ所でクロスした。
それがなかったらiPS細胞はいまだに、
少なくとも僕のところではできていないと思います

一人でも多くの方が研究に参加してほしい。
そのような人が安心して研究できるような環境を、
私たちがさらにつくっていきたい。
それに微力ながら貢献したい

うまくいけば人類は地球史上最長の栄華を誇ることができるかもしれないし、
一歩間違うと、
新たな生物に地球の王座を譲り渡すことになります

大事なのは少しでも多くの知的財産を生み出すことで、
欧米に対する競争意識を保ち、
その競争意識を研究の促進へと繋げていくことです

研究不正を防ぐ方法は研究ノートのつけ方を徹底させることだ。
機構ではノートをチェックする人の雇用も含めて対応してほしい

偉い先生が悲惨な講演をするのも見た。
やっぱり発表は大事です

感謝したい人を挙げたら、
それだけで何冊も本が書ける

一番の重傷は大学で膝の靱帯(じんたい)を切ったことですが、
それ以外にも鼻や足の指、
手首など骨折だけで10回以上しているんですね。
その度に整形外科のお世話になりました

日本が生きていく大きな道のひとつは、
科学技術立国だと考えています。
研究者や技術者はみな、
科学技術立国たる日本を背負っているのだと自負しています。
若くて柔軟な人が次々と研究に従事するようになれば、
もっと伸びていくでしょう

企業の研究所では、
論文を発表する前に知財を押さえます。
私たちもiPS細胞(人工多能性幹細胞)を発見したときは、
論文を書きたくありませんでした。
論文を書いたら、
ライバルの研究者たちがこぞって追いかけてくるのがわかっていたからです

ダーウィンは進化の中で生き残るのは、
いちばん強い者でも、
いちばん頭がよい者でもなく、
いちばん適応力がある者であると言いました

何が良いのか悪いのかすぐには分からない。
一喜一憂せず淡々と頑張るしかない

僕は基本的に飽きやすい性格で、
すぐに新しいことをしたくなってしまう。
今までは、
好きなことをやっていたらいい、
僕の人生や、
という感じだった

9回失敗しないと、
なかなか1回の成功が手に入らない

生物が多様性を失い、
均一化が進むと、
ちょっと環境が変わったとき、
たちどころに弱さを露呈してしまいます

長い時間をかけてできあがったものを僕たち人類は、
今までになかった方法で変えつつある

科学を正しく使えば、
すばらしい結果をもたらします。
しかし今、
科学の力が強すぎるように思います

ゲノム編集は、
力にもなれば、
脅威にもなると思います

亡くなった父の形見の腕時計を母がつけてくれるので、
父も今日は一緒に喜んでくれると思う

SF作家ですら想像できないことを科学が実現することもよくあります

研究は、
最初から社会の役に立つようにしようと意識しすぎると、
浅いものになりがちです。
みんなが実用化間近の研究ばかりやりだすと、
将来のイノベーションの芽が摘まれてしまいます

家族の支えがないと研究は続けてこられなかった。
家内は自分の仕事を中断し、
英語の分からない娘も一緒に、
留学先の米国までついてきてくれた

再生能力というのは、
がんになるのと紙一重だと思っている。
高い再生能力を持っているということは、
同時にがんがすごくできやすいということなのではないか

科学者として成功するためには「VW(ビジョン&ワークハード)」が大事だと恩師から教わりました

日本では創造的な仕事をしているかよりも、
話がうまいとか、
有力な研究室の出身かどうかなどで評価される。
やる気のある若い人にきちんとチャンスが与えられる環境づくりが必要だ

山中 伸弥(やまなか しんや、1962年〈昭和37年〉9月4日 - )は、日本の医師、医学者。学位は医学博士(大阪市立大学大学院・1993年)。京都大学iPS細胞研究所所長・教授。 カリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン研究所上席研究員。日本学士院会員。