名言大学

研究者が自分の研究が本当に新しいか、
誰かの真似になっていないかを常にチェックする必要があります。
大阪市立大学大学院に在学中、
助教授に言われた言葉が印象に残っています。
それは、
「阿倍野の犬実験になるな」
です。
日本の研究の多くは、
「米国の犬がワンと鳴いたという論文があるが、
日本の犬もワンと鳴いた」
というものです。
さらに日本の犬がワンと鳴いたという論文を見て、
「阿倍野の犬もワンと鳴いた」
と書く。
研究者は油断すると、
他人の方法論を真似て、
阿倍野の犬のような論文を書いてしまう。
こういう研究からイノベーションは生まれません

山中伸弥

山中伸弥
山中 伸弥(やまなか しんや、1962年〈昭和37年〉9月4日 - )は、日本の医師、医学者。学位は医学博士(大阪市立大学大学院・1993年)。京都大学iPS細胞研究所所長・教授。 カリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン研究所上席研究員。日本学士院会員。

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