名言大学

#セブン&アイ・ホールディングス

顧客がナナコを使うメリットは、
小銭の出し入れが不要という利便性に加え、
とくに女性客には利用額に応じて貯まるポイントサービスが好評です。
ナナコの導入により、
どうせ買うなら行きつけのセブンイレブンで買おうという、
顧客のロイヤリティ(忠誠度)を一層高めてもらうことができるのです

質のともなわない見かけの合理化は合理化ではない

その業界の経験年数が長いと、
風土を変えるのは難しい。
バレーボールの選手にサッカーや野球のような別の球技をやらせるようなものだからだ

みんなが賛成することは、
誰もが同じことを始めるため、
過当競争に陥り、
順に脱落する

人は自分にとって不都合な結果が起きると、
『○○のせいだ』と原因を外に転嫁して、
自分が納得しやすい理由をつくろうとします。
自分の仕事の仕方のどこに問題があるか、
問い直そうとはしないのです

おいしいものほど、
顧客は飽きる

セブンイレブンの場合、
総店舗数は約1万6000店近くあり、
日々の生産量は膨大です。
弁当やパン、
総菜などのデイリー商品の生産を担うのは共同開発するベンダーと呼ばれるメーカーの工場です。
その専用工場率は90%以上で、......

情報というのは必ず外部にあるものです。
自分にとって役立つ情報は、
自分から出かけていかなければ得られるものではありません

例えば、
小売業の場合、
売り手はとかく商品の廃棄ロスを恐れがちです。
その一方で、
その商品が十分にあれば得られたはずの売り上げが得られなかったことで生じる機会ロスには、
あまり目が向きません。......

一歩踏み込んで挑戦していくとき、
必要なのは目標です。
とくに難しいのは数値目標です。
その数値は自分たちにとってどんな意味を持つのか。
意味の不明確な数値目標は、
目標そのものが一人歩きを始める恐れがあるからです

これまでリアルとネットは別々に動いていたが、
今後はそれを融合させた「オムニチャネル」への対応が絶対条件だ。
従来とは違うステージに入っていく

まずは視点を変え、
挑戦する価値があるかどうかを考える。
そして自分の中で六〜七割、
実現できる可能性が出てきたら挑戦する

簡単には買ってもらえない買い手市場は、
我々売り手にとってはアゲンストの風がひたすら吹いている状態です。
しかし、
アゲンスト(逆風)の風のときこそ実力が問われ、
顧客が本当に価値を感じるものを提供すれば、
買ってもらえます。......

挑戦と無謀は違います。
10メートルの高さからコンクリートの地面に飛び降りるのは、
決して挑戦とはいえません。
何かを思いつき、
仮説を立てたら、
実現可能性をシミュレーションしてみることです。......

今考えてみて幸いだったのは、
セブン-イレブン設立時に集まったのが素人同然の社員たちだったことでした。
これが小売業の経験者だったら、
日本でコンビニエンスストアのチェーンを立ち上げるなど無理だと考える。
でも、
社員たちは、......

世の中の数字はただ連続的に動くのではなく、
必ず不連続な爆発点を持っていると知っているからリスクが取れる。
数字の動きをつかみ、
数字の変化を仕掛けることができる者こそが、
大きな成果を得られることを肝に銘じるべきでしょう

集中出店は、
商品の質や鮮度を高められると同時に、
顧客に対する心理的な影響も大きいといえます。
地域でのセブンイレブンに対する認知度がある時点からブレークし、
売上の力-ブが急速に上がるからです。
実際、......

常に「顧客の立場で」考えることを徹底するため、
「真の競争相手は同業他社ではなく、
絶え間なく変化する顧客のニーズである」といういい方もよくします

世の中が変化しているとしたら、
「なぜか」をとことん追及し、
それを客観的に見る。
経営者はこれが重要です。
間違っても自分たちの過去の経験に照らし合わせた、
自分の経験だけで判断してはいけません

顧客は常に新しいものを求める。
これはわかりきったことのようにも思えます。
でも我々は、
いったん売り手の側に回ると、
顧客の心理を忘れて、
過去の経験をもとに同じことを繰り返してしまう。......

本当は、
リスクを小さくするためにこそ、
積極的な商売を心がけなければならないのです。
積極的な商売によって機会損失をなくしていけば、
必ず売り上げを伸ばし、
利益を上げることができるのです

人間は善意の生きものですから、
自分を啓発する力を誰もが秘めています。
それを引き出すきっかけや仕かけがその場にあるか。
セブン―イレブンの場合、
自分で責任を任され、
成果を出していく経験が自己啓発力を引き出しているのです

世の中が変化しているとしたら、
なぜかをとことん追求し、
それを客観的にみる。
経営者にはこれが重要。
間違っても、
自分たちの過去の体験に照らし合わせた自分の経験からだけで判断してはいけません

基本の徹底以外に、
仕事を成功させる方法はない

例えば、
健康のため、
運動を今日やったからといって、
すぐに効果を実感できるわけではありません。
しかし、
筋肉が鍛えられていけば、......

モノ余りの時代であっても、
顧客は常に新しいものを求めます。
例えば、
ネクタイはなぜ売れるのでしょうか。
日本のサラリーマンなら、
タンスの中に何十本とネクタイを持っているでしょう。......

改善とは、
現状を是とし過去の体験の延長線上で仕事の手直ししていこうとすること。
改革とは、
これまでの過去の体験や社内の慣習などは捨てて、
全く白紙の状態から新しい仕事を生み出していくこと。
現在、......

モノが余り、
消費が飽和した時代には一店一店の質が問われます。
それには個別に手を打っていかなければなりません。
A店とB店とでは周囲の環境も、
顧客の数も、
競合状態も全部異なります。......

少子高齢化や人口減少の話題になると、
明日にも日本の国が破綻するような論調が聞かれますが、
私はそうは見ていません。
仮に人口が今の半分になったとしても、
半分になったりに新しいニーズが必ず生まれる。
変化に対応さえできれば、......

消費者は安い価格を求めているのではない、
価格以上の価値を求めているのだ

もし私が憧れの会社に入り、
しがみつこうとどこかで思ったら、
コンビニ事業など考えもしなかったでしょう

過去の経験から反対されることは、
多分に未来の可能性を秘めているので、
実現できたときには、
ほかにない新しい価値を生み出せる。
だから、
成功も大きくなる

地味なことを、
地道に、
これでもか これでもかと、
徹底して積み重ねていくことでしか、
他店との差別化を図ることはできません

「猛暑だから売れない、
暖冬だから売れない」とは何ごとだ。
それじゃ、
自分の無能をさらしているようなもんじゃないか

店にきてくれない人の情報、
つまり、
店の中では見ることができない情報を集めることのほうが、
ずっと重要なのです。
私たちの店の外にある、
見えていないお客様の情報をとり、......

セブンイレブンのあらゆる活動は顧客のロイヤリティを高めるためにある。
高い収益はその結果にすぎない

コンビニなどは1年で7割の商品が入れ替わります。
販売の数字を追うときは、
売れた量と時間(期間)の関係に着目しながら、
仮説と検証を繰り返す。
これが変化の激しい時代の販売データの活かし方です

7月の冷夏が一転、
8月には猛暑になり、
店頭では冷やし中華が飛ぶように売れました。
ただ、
暑い日は冷やし中華が人気商品と思い込んだまま、
多めの発注を続けた結果、......

経験の多さがモノを言った時代には「思いつきで仕事をするな」と言われたが、
今や、
仮説に基づいた「思いつき」のほうがむしろ重要な時代になっていることを忘れるべきではない

過去のデータは百害あって一利なし

私自身、
あらゆる仕事は仮説から始めます

我々が目指したのは、
「どこにもない商品をつくる」ということでした。
そのために、
「金の食パン」では、
大量生産にもかかわらず、
手でこねるという手間のかかる常識はずれの工程まで取り入れました

市場の空白地帯を探り続ける。
顧客から変わらぬ支持を得るには、
その努力が不可欠なのです

絶対妥協せず、
とことん追求する。
それを当たり前のこととしてやってきたのがセブンイレブンなのです

ビジネスである以上、
利益を出すための努力を最大限行ないます。
そして、
当初は利益が出なかったとしても、
利益が出るまで全力で取り組みます

私が日々、
売上げデータなどをこまめにチェックするのは、
数字の向こうに顧客の心理を読む目的もあります

ABC分析がいまでも使える商品もありますが、
モノを簡単に買ってもらえない時代には、
多くの場合、
売れた量のデータだけでなく、
数字の奥に顧客心理を読まなくてはなりません

同じ「気温20度」でも、
真夏と真冬では感じ方がまったく違ってくるように、
数字は見方次第でいくつもの読み方ができます。
そこで仮説を立てることによって、
数字の持つ意味が明確になり、
それが次の仕事につながる

みんながやるのを見てから始めるのでは遅すぎる。
未来から現在を思い描くことで、
顧客は次はどんな新しいものを求めるか、
潜在的ニーズを察知し、
いち早く応えていくことができるのです

もし、
何も考えずに、
昨日売れたぶんを補充し、
数を合わせるだけの発注をしていたら、
販売データを見ても、
何の検証もできません。......

賃上げも受け取る側の心理に立った施策をすべきです。
重要なのは、
賃金も経済だけでなく、
心理で考えなければならないということです

商品を買っていただくお客様はみんな素人です。
だから、
売り手も素人の感覚を忘れてはならない

自分の目を曇らせることなく、
依存することなく、
政治や不況のせいにせず取り組んで欲しい。
そうすれば自分のするべきことは必ず見えてくるものです

おいしければおいしいほど、
それと同じくらい飽きる。
飽きられないものを作るのではなく、
飽きられるくらいの味の商品を供給しなければならない

株式投資をする人は、
株価が上がっているときは、
いつまでも上がっていくものだと思い込み、
下がると始めはそんなに下がるはずがない、
必ず戻ると考え、
それが下がり続けると一転、......

「未来の目標」に向け、
今やるべきことを考える

石垣のように、
基礎からきちっと積み上げているからこそ、
上質さと手軽さを両立させた商品を投入し、
新たな需要を掘り起こすことができるのです。
セブンイレブンの平均日販の高さは、
基礎からの積み上げと未来を起点にした発想の産物にほかならないということです

先手を打つという言葉があります。
しかし、
本当に先手なんて打てるのでしょうか?
世の中が変わることがわかっていたら、
誰もバブルなんか引っかからない。
先手を打つことはばくちを打つのと同じ。......

コンビニエンスストアで、
人口が過疎な地域ながら一日の売上が50万円の店と、
人口密度が高く競合もほとんどなく環境に恵まれながら一日の売上が50万円の店とでは、
同じ50万円でもまったく意味が違います。
平均値は全部足してならしたものです。
そんな平均値と比べて、......