名言大学

#セブン&アイ・ホールディングス

経験の多さがモノを言った時代には「思いつきで仕事をするな」と言われたが、
今や、
仮説に基づいた「思いつき」のほうがむしろ重要な時代になっていることを忘れるべきではない

世の中の数字はただ連続的に動くのではなく、
必ず不連続な爆発点を持っていると知っているからリスクが取れる。
数字の動きをつかみ、
数字の変化を仕掛けることができる者こそが、
大きな成果を得られることを肝に銘じるべきでしょう

顧客に本当に満足してもらおうと思ったら、
競争相手に勝つのでなく、
既存の常識を打ち破らなければならない。
なぜなら、
真の競争相手は同業他社ではなく、
絶えず変化する顧客ニーズだからです

常に「顧客の立場で」考えることを徹底するため、
「真の競争相手は同業他社ではなく、
絶え間なく変化する顧客のニーズである」といういい方もよくします

先手を打つという言葉があります。
しかし、
本当に先手なんて打てるのでしょうか?
世の中が変わることがわかっていたら、
誰もバブルなんか引っかからない。
先手を打つことはばくちを打つのと同じ。......

我々は結果が数字になって表れると、
つい信用してしまう「数字信奉」が強くあります。
しかし、
変化の激しい時代には、
十分気を付けないとみんな数字にごまかされてしまいます。
数字のつじつまが合いすぎるのは逆におかしいと考え、......

今は『多様化の時代』と、
誰もがしたり顔で話します。
しかし、
今の日本のどこが多様化なのでしょう。
誰かが『多様化』という耳に心地よい言葉を使うので、
みんな、......

コンビニ業界について、
マスコミは「国内総店舗数が5万店を突破し、
飽和が懸念される」などと、
店数を示して市場飽和説を唱えます。
もし、
どのチェーンの店舗も同質であれば、......

天気が悪い場合、
セブンイレブンの店舗では、
客足が落ちて廃棄ロスが出るのを恐れて、
発注が消極的になりがちです。
しかし、
棚に並ぶ商品の量が少ないとアピールカが下がり、......

大切なのは、
平均や前年との「相対的な比較」ではなく、
あるべき姿の「絶対の追求」です。
常に顧客のニーズに徹底して応えることで、
収益を最大化していく。
その結果として、......

なぜ、
自分だけが売れないのか。
そう思い悩んでいる人たちは、
はたして日々、
仮説を立て、
挑戦しているでしょうか

セブンイレブンの場合、
総店舗数は約1万6000店近くあり、
日々の生産量は膨大です。
弁当やパン、
総菜などのデイリー商品の生産を担うのは共同開発するベンダーと呼ばれるメーカーの工場です。
その専用工場率は90%以上で、......

ネットとリアルが融合される世界では、
これまで以上にリアルの「近くて便利」という価値が威力を発揮する。
リアルの店舗の網の目を細かくしていく重要性は、
これまでとは異なってきている。
例えば、
米国のセブンイレブンには米アマゾン・ドット・コムが、......

お客様を追い越してもいけない。
お客様から遅れてもダメ。
いつもお客様の変化、
世の中の変化と共に、
私たちは自分の仕事を変化させていくことが大切なのです

反感も抵抗もあって当然と思えば、
それらを折り込んで前に進むことができるのです

自分がいままで考えてきたこと、
あるいは習慣化したことに対し、
まったく逆の発想で考えてみる、
あるいは人とは反対の意見を唱えてみると、
そこから新しいアイディアが生まれてくることがあります

今考えてみて幸いだったのは、
セブン-イレブン設立時に集まったのが素人同然の社員たちだったことでした。
これが小売業の経験者だったら、
日本でコンビニエンスストアのチェーンを立ち上げるなど無理だと考える。
でも、
社員たちは、......

コンビニエンスストアで、
人口が過疎な地域ながら一日の売上が50万円の店と、
人口密度が高く競合もほとんどなく環境に恵まれながら一日の売上が50万円の店とでは、
同じ50万円でもまったく意味が違います。
平均値は全部足してならしたものです。
そんな平均値と比べて、......

同じ「気温20度」でも、
真夏と真冬では感じ方がまったく違ってくるように、
数字は見方次第でいくつもの読み方ができます。
そこで仮説を立てることによって、
数字の持つ意味が明確になり、
それが次の仕事につながる

顧客第一主義とか顧客志向を言い換えるとどうなるのか。
何ごとも“顧客のためにと考えることと思いがちだが、
そのときはたいてい、
顧客とはこういうものだと決めつけをしている。
本当に必要なのは、
常に “顧客の立場で 考えることです

表の数字の裏を読むと、
すべての条件が逆転する。
必要なのは「本当にそうか」と疑う力です

同業他社さんのやっていることに興味はないですね。
社員たちにも以前、
「他店見学をしてはならない」と禁じたこともあります。
人間はよその店を見て、
どこかいいところがあると、
まねしたくなる心理が意図しなくても働いてしまう。......

7月の冷夏が一転、
8月には猛暑になり、
店頭では冷やし中華が飛ぶように売れました。
ただ、
暑い日は冷やし中華が人気商品と思い込んだまま、
多めの発注を続けた結果、......

挑戦と無謀は違います。
10メートルの高さからコンクリートの地面に飛び降りるのは、
決して挑戦とはいえません。
何かを思いつき、
仮説を立てたら、
実現可能性をシミュレーションしてみることです。......

顧客の求めるものは日々変化しますが、
物事の本質は不変です

お客様の立場で観れば、
需要は必ず伸びる

集中出店は、
商品の質や鮮度を高められると同時に、
顧客に対する心理的な影響も大きいといえます。
地域でのセブンイレブンに対する認知度がある時点からブレークし、
売上の力-ブが急速に上がるからです。
実際、......

もし、
何も考えずに、
昨日売れたぶんを補充し、
数を合わせるだけの発注をしていたら、
販売データを見ても、
何の検証もできません。......

情報というのは必ず外部にあるものです。
自分にとって役立つ情報は、
自分から出かけていかなければ得られるものではありません

我々が目指したのは、
「どこにもない商品をつくる」ということでした。
そのために、
「金の食パン」では、
大量生産にもかかわらず、
手でこねるという手間のかかる常識はずれの工程まで取り入れました

売上を追う方が楽だが、
それは革新性を失うということ

顧客がナナコを使うメリットは、
小銭の出し入れが不要という利便性に加え、
とくに女性客には利用額に応じて貯まるポイントサービスが好評です。
ナナコの導入により、
どうせ買うなら行きつけのセブンイレブンで買おうという、
顧客のロイヤリティ(忠誠度)を一層高めてもらうことができるのです

顧客の動きを見続けることです。
なぜ市場が変わってきているのか、
それを顧客はどう受け止めているのかを考えていかなければならない。
ところが、
人間はたいてい過去の成功事例で問題を解決しようとします。
この際、......

何かと平均値が気になるのは、
一番比べやすいからです。
何かを説明するとき我々はよく「一口でいうと」という言い方をしたがり、
相手も聞きたがります。
本当は一口では説明しきれないのに、
そうした言い方でわかったような気になる。......

商品選択に疲れているお客様の選択の納得性を感じてもらう基本的な原則は、
『二匹目のドジョウ狙い』の発想から抜け出し、
予定調和を崩し、
新しい価値を提供することです

われわれの最大の競争相手は同業他社ではなく、
めまぐるしく変わる顧客のニーズである

もし私が憧れの会社に入り、
しがみつこうとどこかで思ったら、
コンビニ事業など考えもしなかったでしょう

地味なことを、
地道に、
これでもか これでもかと、
徹底して積み重ねていくことでしか、
他店との差別化を図ることはできません

人間は妥協するより、
本当はこうありたい、
ああありたいと思っているときの方が安定しているものです

顧客の買い方にしろ、
社員の働き方にしろ、
人間は心理的な動機づけによって行動が変わる

モノが余り、
消費が飽和した時代には一店一店の質が問われます。
それには個別に手を打っていかなければなりません。
A店とB店とでは周囲の環境も、
顧客の数も、
競合状態も全部異なります。......

自社と他社とを比較して、
「自分たちの商品は90点、
他社は80点程度だから自社のほうが勝っている」と思っても、
それは売り手側の勝手な思い込みであって、
顧客から見れば評価は大差なく、
どちらも70点程度かもしれません

これまでリアルとネットは別々に動いていたが、
今後はそれを融合させた「オムニチャネル」への対応が絶対条件だ。
従来とは違うステージに入っていく

質のともなわない見かけの合理化は合理化ではない

世の中が変化しているとしたら、
「なぜか」をとことん追及し、
それを客観的に見る。
経営者はこれが重要です。
間違っても自分たちの過去の経験に照らし合わせた、
自分の経験だけで判断してはいけません

例えば、
健康のため、
運動を今日やったからといって、
すぐに効果を実感できるわけではありません。
しかし、
筋肉が鍛えられていけば、......

我々は売り手の発想で、
どれが一番多く売れたかに関心が向きがちです。
量で見るのが一番楽だからです。
しかし、
どんなに量が出た商品でも、
それは昨日までの売れ筋であって、......

妥協するのは簡単だが、
妥協したときすべてが終わる

株式市場における真実は何なのか、
私が株式投資を行って一番実感したのは、
株価がずっと上がり続けることはなく、
上昇が続いた後には必ず下降に入る。
同様にずっと下がり続けることもなく、
下降が続いた後は上昇に転じます

顧客がどの商品から手に取ったか、
「顧客の立場で」数字を見ることが大切です。
売り手は「量を多く売りたい」と考えるため、
どれが多く売れたか、
売れた量に目が奪われがちです。
確かに、......

簡単には買ってもらえない買い手市場は、
我々売り手にとってはアゲンストの風がひたすら吹いている状態です。
しかし、
アゲンスト(逆風)の風のときこそ実力が問われ、
顧客が本当に価値を感じるものを提供すれば、
買ってもらえます。......

売り手には不便なことが、
実はお客様には便利なことなのだ

売り手から買い手へ視点を変えると、
違ったデータが見える。
マーケティングとは顧客の潜在的ニーズを察知して応えつづけることです

「競争相手に負けない商品をつくる」は顧客にとって何の意味もない

日本では、
来年4月に消費税率が8%へ引き上げが予定され、
その影響で消費の落ち込みが予想されています。
それをカバーするには消費税が上がった分、
値段を安くする発想に傾きがちです。
しかし、......

株式投資をする人は、
株価が上がっているときは、
いつまでも上がっていくものだと思い込み、
下がると始めはそんなに下がるはずがない、
必ず戻ると考え、
それが下がり続けると一転、......

“昨日の顧客 と “明日の顧客 は同じではない。
発注を行うとき大切なのは、
“明日の顧客 が何を求めるかを考えることです

私が日々、
売上げデータなどをこまめにチェックするのは、
数字の向こうに顧客の心理を読む目的もあります

鍛冶屋さんなら年季が入った方がいいが、
消費者のライフスタイルが変わってきている時代、
小売商を取り巻く環境には、
過去の商売の経験がマイナスに作用することがある

ニーズに応えていけば飽和はあり得ない