名言大学

シングル女性にとっては「心を一歩出ればあとはライバルや敵ばかり」。

心の闇に人間の真実があるのだ。

「あいまいなまま様子を見る」という姿勢は、
自分と違う考え方、
生き方をしている人を排除せずに受け入れるゆとりにもつながる。

外に目を向けて、
あれこれ考え込まずに、
実際に動くことで解決できることもたくさんある。

自己愛が強い人というのは、
たいていの場合はそれが満たされず、
常に不満を感じている。

スポーツ大会に出る人は、
優勝する自分をイメージしたら、
そこで感激の涙を流したり、
躍り上がって喜ぶくらいのところまでいっ・・

人は、
国の少子化防止のために子どもを持つのではない。
「幸福」のために子どもを持ったり持たなかったりするのだ。
その幸福と・・

「私にとって仕事とは?
」「私にとって結婚とは?
」と、
本来、
非常に具体的、
現実的であるはずのテーマを観念的に考え始めると・・

「動物のための愛護活動」に見えて、
実は「自分のための愛護活動」

手を無心に動かしていると、
心に元気が戻ってくる。

(孤独死の人に対して)「どんな気分だったんだろう。
ひとりでさぞつらかっただろう」などと想像を膨らませては「本当に気の毒・・

視線が下を向くとき、
思考も内面や過去に向かっている。

「自分探しをしよう」などといいながら、
人はいつのまにか、
自分の外にある世間や社会のなかに「こんな自分でいたい」「こんな・・

コミュニケーションのコツは「言うが三割、
聞くが七割」。

「違いが小さいほど、
攻撃の標的になりやすい」というのも、
また女性どうしの人間関係の特徴である。

楽や得だけを目指して生きるのはむなしいが、
自衛のためにはある程度の「要領のよさ」は必要だ。

“わが身の不運にとらわれて萎縮することさえなければ、
たとえ名門の出でなくても、
成果を上げた人に一目置くくらいの“平等・・

人間は、
「自分と似ていて少しだけ違うもの」に対してもっとも理解や共感を寄せることが難しい。

喜びやうれしさに比べて怒りの感情は時間とともに薄れにくく、
思い出すたびに更新される。

「わかってくれなくて当たり前」と思って、
はじめは行き違いや食い違いが生じても、
腹を立てたり、
がっかりしたりせずに会話を・・

多くの場合、
今の自分の状態は「自然にこうなった」わけではなく、
ある部分はお互いの努力の結果であり、
ある部分はお互いの努・・

女性は子どもを産み育て、
愛する本能を持っている、
といういわゆる「母性愛」は、
近代家族制度を維持するために捏造された神話・・

人間の一生とは、
親子という病に感染し、
発病し、
重症化して死亡するまでの過程である。

やさしくきれいだったお母さんがあなたのお母さんの本当の姿で、
いま(認知症の)病気に苦しむ姿を“これが私のお母さんの姿な・・

「家族は何もしなくても気持ちが通じ合うはず、
なんて幻想」と割り切り、
その上で、
「でも家族になっちゃったのだから、
お互い・・

死んでも治らない病、
それが親子。

(コミニュケーションで)大切なのは、
「この人はいまどういう気持ちで何を言おうとしているのか?
」と細心の注意を払い、
それ・・

結婚できたこと、
結婚が続いていることは、
決して自然現象ではない。

恋愛は「この人に出会うために私は生まれた」と強く、
そして簡単に生まれた意味を実感させてくれる“便利な手段ではあるが、
・・

家族がいない場合は、
(「家族のため」以外の)別の労働の理由を考え出さなければならない。

「悪い時代に起きたことはみな悪い」し、
「よい時代に起きたことはみなよい」のだ。
しかも、
この場合、
時代の「悪い」「よい」・・

夫に特別な問題があるわけでもないのに、
「結婚は失敗だったかもしれない」という人たちにとっては「結婚できたこと」「結婚生・・

人間は本来的に対等な関係よりも権力の差がある関係、
非対称的な関係のほうが落ち着くのかもしれない。

子どもを持つのはすばらしい。
それに異を唱える人はいない。
しかし、
子どもを持たない人生がすばらしいものである可能性も、
ま・・

(他人が)あなたのことを理解できないのは、
あなたがダメだからでも、
あなたを嫌いだからでもない。
まだよく知らないからなの・・

視線を真正面からやや上方に向ければ、
人は自然に、
近未来の自分や社会に思いを馳(は)せやすくなる。

「子どもを持たない人生を選ぶ権利、
選ばざるをえなかったことを認められる権利」も人にはある、
ということを忘れてはならない。

本来であれば、
成功者たちには、
そうでない人たちのために自分の持っているものや知恵を使う役目があるはずなのだが、
ほとんど・・

自分とは異なる年齢の家族がともに暮らす家庭というのは、
反感、
嫉妬、
敵意など否定的感情の巣窟(そうくつ)である。
同時にそ・・

「私は特別」と思っている人は、
好きなアーティストや作家のチョイスもそれなりに特別のことが多く、
同世代の友だちがあまり知・・

人間には、
いったんある状況に置かれると、
比較する対象が同じ状況の中の人──それも自分より幸福そうな人──だけに限られ、
・・

ヒリヒリするような実感を伴う「やりがい」がないからと言って、
決してあせることはない。
もしかするとそれはもう、
とっくの昔・・

いくら「○○大学卒」という肩書きやそれなりの収入があっても、
それは自分が生まれた意味や自分のかけがえのなさを与えてくれ・・

私たちの世界を深みのある豊かなものにするためには、
時間をかけて悩み、
苦しみ、
答えを出そうともがき苦しむことも必要なので・・

この世界の中でからだや顔を持つということは、
他者の中で「なにものかであり続ける」ということから逃れられないということ。
・・

自分とは異なる世代、
立場の人と、
すぐに理解し合えないのは当たり前。
ましてはそれが親子、
兄弟といった濃い関係であれば、
そ・・

「自分に合った仕事がわからない」とグズグズするよりは、
徹底的に自分が好きなことを見つめて、
そこから職業イメージを作り上・・

信仰を持つ人が少ない日本では、
人々は容易に自己の存在や人生に対して疑問を抱(いだ)き、
迷い苦しむことになる。

人々がスピリチュアルに求めるものの本質は、
「私」という存在に対する全面的肯定であり、
「いまの自分の明るい気分」ではない・・

(「イジメ」や「モラハラ」の)原因になる権力や立場の違いが小さければ小さいほど、
「いじめ」や「モラハラ」は陰湿かつ解決・・

香山 リカ(かやま リカ)