二度と帰らぬものは過ぎ去った歳月である。二度と会うことができないのは死んでしまった親である

自分の情熱の地獄のような有様を通り抜けたことのない人間は、自分の情熱を決して克服することはできない

命も要らず名も要らず、官位も金も要らぬ人は始末に困るものなり

実存しつつあり活動しつつある価値の概念としての貨幣は一切の事物を倒錯させ、置換する

人生に対して積極的精神を有つものは、常に健康や運命の勝利者となる

（『終の信託』を制作するにあたり、常に心掛けていたことは？）人間の関係性ですね。今までの映画では、皆さんの知らない情報を重ねていくことで物語を進めていたのですが、今回の作品では、登場人物の立場や気持ちをはじめ、人と人が正直な姿で向き合って、関係を築いていく様子を描くようにしました

痛み無しでは苦しみは無いでしょう。苦しみがなければ過ちから学ぶことも決してありません。痛みと苦しみは、物事を正すための鍵なのです。それ無しの生き方など、無いのです

芝居にかかわるすべての時間を無駄にせず、気を使い尽くしたい。肉体的に辛くても、大きな苦労を忘れ、ちっちゃな幸せを願う、「バカ人間」になりたい

幸せについて私は一度も深く考えたことがありません

志の低い人間は、それよりさらに低い実績しか挙げられない

よい思想は決して人間独自の仕事ではない。それは人間を通して流れ出るだけのものである

人はそれぞれ、自分のすることは申し分ないと思う