ようやく戦乱も収まって平和になった。よって維新の精神を貫徹することにするが、それには30年の時期が要る。それを仮に三分割すると、明治元年から10年までの第一期は戦乱が多く創業の時期であった。明治11年から20年までの第二期は内治を整え、民産を興す即ち建設の時期で、私はこの時まで内務の職に尽くしたい。明治21年から30年までの第三期は後進の賢者に譲り、発展を待つ時期だ

人の一生というものは重い荷物を背負って遠い道をゆくが如し

行為する者にとって、行為せざる者は最も過酷な批判者である

酒に酔ひたる時一向に理屈を言ふべからず。酔いたるときは早く寝たるがよきなり

一日過ぎると、その一日を忘れるようにしている。過去はもう私にとって何の意味もない

われ志を得ざるとき忍耐この二字を守れり。われ志を得んとするとき大胆不敵この四字を守れり。われ志を得てのち油断大敵この四字を守れり

気長く心穏やかにして、よろずに倹約を用い金銀を備ふべし。倹約の仕方は不自由なるを忍ぶにあり、この世に客に来たと思へば何の苦しみもなし

命令口調を止めて、お願い口調や私を主語にして伝えるだけで、相手に勇気を与えられるだろう

勇気なくして栄光なし

『只今がその時』、『その時が只今』、つまり、いざという時と平常とは同じことである

自分自身を馬鹿にするのは勇気がいるんだ

目標に達するまでの道筋を多くしないこと