名言大学

#武士・武将

私一人の注意では、
多くの家来たちに届くまいから、
見のがすことも多いだろう。
よくないことがあったなら、
遠慮なく早く知らせてほしい

聞いてならぬものは人の秘密

おまえたち、
そんなに、
私を見たいか。
目が四つ、
口が二つ、
あるわけではない。......

おのおのの申すことはもっともだが、
延引することも時と場合による。
今は火急の時だ。
わからぬ将来のことを心配しているより、
まず目前のことをする

芸は身を助くると云ふは、
他方の侍の事なり。
御当家の侍は、
芸は身を亡ぼすなり。
何にても一芸これある者は芸者なり、
侍にあらず

少し眼見え候者は、
我が長(た)けを知り、
非を知りたると思ふゆゑ、
猶(なほ)々自慢になるものなり。
実に我が長け、
我が非を知る事成り難きものの由。......

信玄のような武勇の大将は古今稀である。
自分は若い頃から彼を見習いたいと思うことが多かった。
信玄こそ、
我らにとって武略の師であると言ってよい

信玄の兵法に、
のちの勝ちを大切にするのは、
国を多くとりたいという気持ちからである。
自分は国を取る考えはなく、
のちの勝ちも考えない。
さしあたっての一戦に勝つことを心掛けている

十万石では不忠者にならぬが一国では不忠者になるとお思いか

強いところはよく強くし、
弱いところはより弱くするのがよい!それは強いはもろいの裏返しで、
弱いは柔軟の裏返しであるからだ

わしは千人の頭になることくらいで終わるつもりはない。
もっと大きくなる

勝負とは、
敵を先手、
先手と打ち負かしていくことであり、
構えるということは、
敵の先手を待つ心に他ならない。
「構える」などという後手は邪道なのである

子供の教育係にする侍に対しては、
まず主人がそれを心を込めてもてなし、
位のつくようにしてやらねばならない。
そうでなければ、
その子供が教育係を安っぽくあしらって、
それを侮る心が出てきて、......

人質は長くとっておくと、
親子であっても親しみが薄れて効果がなくなる。
恩愛に溺れて人質を捨てかねるものである

平氏を亡ぼす者は平氏なり。
鎌倉を亡ぼす者は鎌倉なり

勝(かつ)といふは、
味方に勝事也。
味方に勝といふは、
我に勝事也。
我に勝といふは、
気を以(もって)、......

文武は車の両輪のごとく、
そのひとつが欠けても駄目である、
と昔の人もいっている。
治世に文を用い、
乱世に武を用いるのは、
当然のことであるが、......

私たちは生涯、
忠義を尽くし、
御恩に報いる目的で一切の艱難を乗り越えなければならない

一年も居馴れてしまえば、
ちょうど冬の寝床のように自分の体温のぬくもりが江戸という寝床に伝わってしまう。
そうなれば住みやすくはあるが、
物を考えなくなる。
寝床は冷ややかなほうがいい

どこに陣を取っても、
清正に知らせずに、
乱暴狼籍に身分の低い者をこき使う者があったならば、
その主人の責任として成敗を加える。
この旨、
下々人足以下の者にまでよくいい聞かせよ。......

未だ試みずして先ず疑うものは勇者ではない

堪忍は身を守るの第一なり。
堪忍のなる事は、
十全に至らねば家をも国をも起す事はならぬものなり

男の一生は、
美しさを創る為のものだ。
俺はそう信じている

喧嘩ってのは、
おっぱじめるとき、
すでに我が命ァない、
と思うことだ。
死んだと思いこむことだ。
そうすれば勝つ

主君の御用に立つべき事

怒ったときには、
百雷の落ちるように怒れ

天下を治める上から、
掟を厳正に定めてほしい。
そして、
その掟に少しでもそむく者がでてきたら、
決してえこひいきなく道理にかなっていること道理にかなっていないことをさばき、
たとえそれが兄弟や親族であろうとも、......

不遇を憤るような、
その程度の未熟さでは、
とうてい人物とはいえぬ

兼好・西行などは、
腰ぬけ、
すくたれ者なり。
武士業(わざ)がならぬ故、
抜け風をこしらへたるものなり

障子を開けてみよ。
外は広いぞ

度重なれば楽しみならず。
珍膳も毎日食らえばうまからず

及ばざるは過ぎたるより勝れり

人に勝つ道は知らず、
我に勝つ道を知りたり

負けまじき軍に負け、
亡ぶまじき家の亡ぶるを、
みな天命と言う。
それがしに於いては天命とは思はず、
みな仕様の悪しきが故と思うなり

翌日の事は、
前晩よりそれぞれ案じ、
書きつけ置かれ候。
これも、
諸事人より先にはかるべき心得なり

真らしき嘘はつくとも、
嘘らしき真を語るべからず!

かたんと一筋におもふも病なり

蒸気となり雲となり雨となり雪と変じヒョウと化し凝っては玲瓏たる鏡となりたえるも其性を失わざるは水なり

成功したければ、
踏みならされた道を選ぶな

さては世が末になり、
男の気おとろへ、
女同前になり候事と存じ候。
口のさきの上手にて物をすまし、
少しも骨骨とある事はよけて通り候。
若き衆心得有りたき事なり

一粒の米を二つに割いても、
喰はざずには置かぬぞ、
安心しろ

表と裏、
両面のこころがけ、
どれもおろそかにしてはならじ

功のない者にもやれば、
功のある者に賞を与えるとき、
その甲斐がない。
だから、
古い物をやりたいと思うときは安く払い下げるのだ。
お前たちにしても、......

我、
将来武人となりて、
名を天下に挙げん

事務上の決断は、
部下の話が煮詰まってからすること

勝つということは味方に勝つ事である。
味方に勝つというのは我に勝つ事だ。
我に勝つというのは、
気をもって体に勝つ事である

ほしいという欲が出てきたときには、
貧しかった時を思い出しなさい

総じて太刀にしても、
手にしても「いつく(固着すること)」という事を嫌う。
「いつく」は死ぬ手であり、
「いつかざる」は生きる手である。
よくよく心得るべきものである

大将たらん人は、
心に油断の義ありては叶うべからず。
あまたの心得あるべし。
まず能者を親しみ近づけ、
姦(あ)しき者を遠ざくべし。
国家の風俗おのずからよくなるものなり。......

大将が善であれば、
その部下も善である。
上下ともに正しければ、
戦いに勝ち、
世の中に名前を知られるようになる。
しかし、......

親に孝行仕るべき事

奉公の道に油断してはならない。
朝は辰刻(7時〜9時)に起きて兵法を使い、
飯を食い、
弓を射、
鉄砲を撃ち、
馬に乗るがよい。......

おまえは、
自分の功を立て、
かれは忠をつくした

猿・日吉丸・藤吉郎・秀吉・大閤、
これも又皆がいやがるところでの我慢があったればこそ

もろもろの芸(武芸・芸能)を学ぶこと

進まざる者は必ず退き、
退かざる者は必ず進む

およそ勝負は時の運によるもので、
計画して勝てるものではない。
功名は武士の本意とはいっても、
そのあり方によるものだ

何事にも注意深くあれ

道理において勝たせたいと思う方に勝たすがよし