恋愛の十分の九は愛する側にあって、その十分の一が愛されている対象の側にある

人間は不可能なことは信じられないものよ。あなたはまだ（信じる）練習が足りないんじゃないかしら。

教えるということは、肉体と精神の切り売りをしなきゃならない。

夢を持つのはやめなさい。「いつか、これをやろう」　「（いつか）やってみたいと思っていた」を禁句にする。思い立ったらすぐ・・

娘のするあらゆる愚行のうちで、初恋がつねに最大の愚行である。

おお悲惨なるもの、真実よ、おまえは最悪の瞬間に姿を現す。

夫を掴まえるのは技、留めておくのは努力

生きるとは日に日に治まり新たになることにあり、また再び自己を見い出し取り返すことである。

マゾヒズム的人間は、外部的権威であろうと、内面化された良心あるいは心理的強制であろうと、ともかくそれらを主人とすることによって、決断するということから解放される。すなわち自分の運命に最後的な責任をもつということから、どのような決定をなすべきかという疑惑からも解放される

旅から戻ってくると、故郷の煙さえも甘く気持ちのよいものである。

四十六歳の夏、私は血族の者から、これだけは書いてはいけない、と哀願されていたことを、小説に書いた。二十数年のためらいの・・

誰かのせいにしているうちは、何も変わらない。戦わないと何も勝ち取れない。