名言
子思より以来、『尊徳性』と『道問学』を教えの両輪としてきたが、
陸象山は『尊徳性』を専らに主張している。
翻って熹自身はどうかといえば、
これまで『道間学』に傾斜していたかもしれない。
彼の学問には見るべきものも多いが、
義理の探求は大雑把なもので、
杜撰な道理を振りかざして、
それに固執しているだけのことだ。
熹の方は、
義理については疎かにしていないつもりだが、
全体のポイントが曖昧になってしまっている嫌いはあるかもしれない。
これを機会に反省して、
教えの両輪を全う出来るよう立て直そうと思う
朱子