名言大学

釣りをしているときは外からは静かに見えるけど、
実は妄想のまっただ中にある。
このとき考えていることといえば、
原稿料のこと、
〆切日のこと、
編集者のあの顔この顔、
それからもっと淫猥、
下劣、
非道、
残忍。
もうホントに地獄の釜みたいに頭の中煮えたぎってる。
それが釣れたとなったら一瞬に消えて、
清々しい虚無がたちこめる

開高健

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開高健

開高 健(かいこう たけし/かいこう けん、1930年〈昭和5年〉12月30日 - 1989年〈平成元年〉12月9日)は、日本の小説家。組織と人間の問題を扱った『パニック』『裸の王様』や、ベトナム戦争取材の体験をもとにした『輝ける闇』などがある。また趣味の釣りについて世界各地での体験を綴ったエッセイ『フィッシュ・オン』『オーパ!』などでも知られる。

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