名言大学

どんな死に方をするかじゃなく、死ぬまでに何ができるかってことだ

あなたを褒める者が一人いれば十人の敵がいると思いなさい。
あなたに敵がいなければ、
あなたを褒める者は一人もいない

明日の果てのその果てに神が待っているとでも言うのか?
そんなものはおりゃーせん!

セックスとは書くものではなくするものだ

口臭がきつい人間からの電話は臭い

僕の書いたSFの中には、
その後現実になっている作品が多いんです

僕が作家になった頃はいろいろタブーがあることが分かってきて、
でも逆にタブーを打ち破るということをやらないと一人前の作家ではないと思って、
いろいろ書いてきました。
今から思うとメチャクチャ書いてきましたね

漫画でもアニメでも映画でも何でもいい、
諦めないで好きなことに自分から向かっていけばいいんですよ

30歳で何者にもなれていなかったら死んでやるという思いでした。
まあ、
ここまで来られたんだから、
何でも一生懸命にやれば何とかなるということでしょう

父親が自然科学者だったこともあり、
科学のことならオレもという気持ちもあって、
日本のSFを書けるのはオレぐらいじゃないかと

12年に87歳で亡くなった丸谷才一さんと同じで、
私も何もしないのが唯一の健康法です

年とってからジョギングをやる人もいますけど、
僕の友人でやっていた人はあまり効果がなかった気がしますよ。
やり過ぎてしまうのかな

ストレスがあるっていうのが、
人間には一番の病気の原因ですね。
ストレスがあると人間いっぺんに老けますよ。
だから私はバカなことばかり考えて、
ストレスのない生活を送っております

私が八十歳、
九十歳になったら、
「先生、
健康の秘訣は?
」なんて聞かれると思うけど、
答えは「酒とタバコ」ですよ

日本人は、
偉い人のいうこと、
世の中の風潮、
体制に対して、
右へ倣えが激しいですからね

今の若い書き手の人は書くものがパターン化している。
そのパターン化を逃れようとして、
SF仕立てにしたり二重人格にしたりと、
いろいろしているのもまたパターン化している

今はフィクションでもすぐに現実になる題材が少なくないかもしれない。
そうなるとタブーどころじゃなくて、
なかなか自由にものが書けない時代になりました

もうちょっとぼけてきたら面白くなるよ〜。
主人公がぼけてんのか作者がぼけてんのかよくわからんと、
読者がハラハラして(笑)。
作者もよくわかってなくて。
これから何が出てくるか楽しみにしてるんです。
また、......

外国ではロアルド・ダールとかジョン・コリアとかそれ以前にサキっていう人がいるけれど、
ヘンな短篇書くんですよね。
寡作な人たちで、
でも書くものはすごい。
年に2篇か3篇短いものを書いて人をあっと驚かせて・・それだと食っていけないわけですよ。
そんな作家にでもなれればいいなあと思っていた

いろいろな流れ、
流派があるけれど、
鴎外と漱石は別格ですね。
あの人たちは、
それぞれ別個にやっていて、
それぞれ別格

今の僕が思っているのはむしろ未来より過去。
「筒井康隆が、
昭和初期に戻って、
こういう作品を発表したらどう思われるのか」。
新しいと思われるのか、
メチャクチャだと思われるのか、......

『虚人たち』を書いた頃には、
僕は人気作家になっていました。
だから、
人気作家でちょっと変わったものを書いたほうが売れるし、
名も上がる。
そういう時代でした。......

昔の小説はむしろ、
約束事ばかりです。
約束事がどんなものかを知らないことには、
それを破ることもできない。
だから約束事は知っておいたほうがいい。
新しいことをしようとただ思っているだけではめちゃくちゃになってしまうんでね

(「時をかける少女」について)どれだけ自分が子どもっぽく、
大人の目から見てバカになれるかってことをやってきたから、
書ける自信があった

ラノベを一冊だけ書いたのは、
それはもう金儲けのためですけど

老齢を口実にして、
半ばボケてると思わせるようなね、
そういう小説を書けたらいいなと思いますね

僕と同世代の作家たち、
小松左京、
星新一、
半村良・・・・、
SF第一世代?
全滅ですよね。......

筒井 康隆(つつい やすたか、1934年9月24日 -)は、日本の小説家・劇作家・俳優である。ホリプロ所属。身長166cm。神戸市垂水区在住。