相手の罪を責めたり、対立したり、ライバルと戦ったり、政治的なゲームをやったり、自分の立場を守ったり、相手がどう出るかで悩んだりすることに、どれだけの時間を費やしているだろうか。それはまるで、ブレーキを踏んだままアクセルも踏んで前進しようとしているようなものである

ヒミズの撮影のために福島を取材して感じたのは、原発事故に対して忘れたふりをしたい人が意外に多いということです

大正十四年に専業作家になってから現在まで満三十一年余だが、そのうち十七年休筆していたのだから、正味十四年あまりしか働いていない勘定になる。書いているより休んでいる方が多かったのである

ぼくはいつでも、一生懸命歌を作ってるんだよ。才能があるから歌が出来ると思ってるのかも知れないが、それはちがう。作っているんだよ

真の政治家は時代時代の宿命を背負って行動し、時流におもねらず、国家百年の大計を自分自身の犠牲において断行し、その評価を後世の史家に託して消え去っていくのである

人生は短すぎる、楽しまなきゃ嘘だぜ

誰もが自分の選んだ運命や偶然与えられた運命に満足せず、他の道を歩んだ人々を羨むのはどういうわけだろう

苦難の最中(さなか)にあっても、決して不幸にならずに生きていけるのが人間だ。

何かを得れば、裏側で必ず何かを失っている

人生においてしっかりつかまえておきたい最高のものは、お互いの存在

神への信仰は本能である。それは二本の足で歩くのと同じく、人間に生来備わっているのもだ。

『君の名は。』は、（2011年の）震災以降でなければありえなかった作品だと思います