真理というものは、それを理解できる人だけにしか言ってはいけない

コメディアンの才能がないってわかってたけど、ぼくが子どもの頃、借金取りに土下座して、泣いていた母親のことを思うと、途中でやめるわけにはいかなかった。お金持ちになって、家を建ててやりたいと思ったからね

なにしてもいいけど妊娠だけはするな

下の世代の表現を見ると本当に表層的だったりする。感情移入だけで見る若者が増えています。「それって泣ける？」が基準だったりする。感情移入するためだけに、ものごとはない。世界的にみて日本は危ないですよ

この仕事は、現状に甘えず、困難に立ち向かう強い意志の力が必要なのです

事件というのはパンチですからね。そのパンチが強ければ強いほど、その衝撃が冷めるまでに、時間が必要。クラクラしたままの状態で書くというのも面白いと思うけど、冷静な意見のように見える物を、衝撃を受けたままの状態で書くべきではないですね

もし誰かを批判したいなら、悪口にはならないようにしなさい。ストレスが溜まってどうしても悪口を言わざる得ないなら、陰口にならないよう言いなさい。ふとした瞬間に自分も陰口してることに気づいたなら、素早くその場を離れ青空を探しなさい

お岩は父親の敵を打ってもらいたさに伊右衛門といるけれど、子供まで生んだのに針の筵の毎日でいる。父を殺した伊右衛門と知らずに暮らしていることが因果なんでしょうね。「浪宅」は本当によくできている場面ですね

四季は舞台だけで生きる道を選びましたが、この問題は日本演劇界の宿痾で、今に至るまで根深く残っています

設定が面白ければ、失敗しようがスカシになろうがOKというのはある

「つらいなぁ」というのは大きな運をつかむ予兆だと思う。そこを逃げずに踏ん張ることが大事なんだ

最初はバラバラなんだけどそれが最終的に一つにまとまって、できればラストシーンには全員が集まってるみたいな、そんな映画を作りたいというのがありました。だから今回はまず本を書いて、そこからキャスティングだったんです