名言大学

古代ローマの遺跡に何か文章が残っていて、
「最近の若者はなってない」って書いてあったらしいですからね

自分が面白いと思っていないことをいくら喋っても、
周りに面白さが伝わるわけはないですからね

学年っていうのは生涯を左右するものですからね。
「同学年」っていうだけで何か心開いた感じしますけど、
清水さんは二つ上だからもう閉じまくってます

嘘の下手な人は、
すべてを嘘で塗り固めようとします。
嘘のうまい人は、
肝心のところだけ嘘をついて、
あとは出来るだけ本当のことを話します。
だからつまり、......

変な言葉って沢山あるよね。
『マッハ文朱』とか

(笑)マークは、
それさえ入っていれば、
なんだか会話が盛り上がっているように見えてしまう、
ずいぶん便利な発明品です

高校の時に制帽っていうのがあったんですよ、
帽子。
だから、
僕は被るものだと思って被っていましたけど、
全校で僕だけだったんですよ、
帽子を被って登校してたの。......

まずい食材はない。
まずい料理があるだけだ

昔から、
適材適所に人をはめていくのが好きでした

自分が落ち込んだとき、
何を観て気を紛らわすかといったら、
やはりコメディなんです。
「グレートレース」やビリー・ワイルダーの映画を観て元気になる。
くだらないと思いつつ「Mr.ビーン」を観たりね。
そういう意味で、......

新しいものを引き出そうと思ったわけではありません。
もともと彼らはそういう面を持っていたんです。
みんながそれを無視してきただけ。
僕からすると、
どうして決まった役ばかりやらせるのかと思います

笑わせる場合も、
演じる側が面白がるのを診せるのではありません。
物語自体は悲しいのに、
観客として観るとおかしくてしょうがない。
そんな作品が最も気高い笑いだと思います

僕の理想は、
登場人物がごく普通の生活をしていて、
誰も泣いていないけれども、
観ている人が胸に迫るものを感じるというものです

勝手にハマるんじゃないかと思って作ったんです

ただ(映画自体は)意外と、
登場する人物はリアルだし現実的。
宇宙人ということで多少、
地球人と違う部分はあるにせよ、
かなり等身大の身近な物語になっていると思うんです。
窓外が宇宙でなければ、......

予告編だけ観ると、
ふざけきっているように見えるかもしれない。
『三谷、
どうした?
もうあいつは(向こうに行ったっきり)戻ってこないんじゃないか』と思われるかもしれない

情けない部分とか弱い部分。
そこも含めて、
血の通った男性像になったかなと思います

『あいつは、
あんなふうに口説いているのか』『あんなふうに女の人と接しているのか』とか思われるのがすごく恥ずかしいから、
なるべく避けてきたというのはあります

なんか照れくさいんですよね。
どんな話を作ったところで、
結局、
ラブロマンスや恋愛ものは、
僕の体験がもとになってしまうので。
みなさんもそういうふうに観るでしょうし

(ギャラクシー街道について)ここに出てくる男性は全部、
僕ですね

(女性と会ったとき、
どこを一番最初に見ますか?
)自分のファスナーです

あんまり便利を究極に求めていくと逆にこれまたね。
どんどん不便になってく

大変さをお客さんに感じさせないようにする。
手を抜くのではない。
「さらっと」演じるというのが表現としては近いが、
いい加減にやっているみたいで、
言葉として好きではない。
…「するりと演じる」。......

アメリカ映画がアメリカ映画たるゆえんは、
アメリカの俳優を使っているからです

僕の中ではそれはもう明らかであって、
期待に応えるということですよね。
自分のやりたいものをやるんじゃなくて、
人が自分にやってほしいものをやるということですよね。
僕にとってのプロフェッショナルというのは

殺人者ではあるんだけど、
事件そのものはイチローさんの方に理があるというふうにしたかった。
そこから逆算して、
『フェアな殺人者』というタイトルになりました

僕のイメージの中にイチローさんが言いそうなこと、
やりそうなことをインプットした上で、
“殺人者イチローを作っていったんです

普通な感じで演じて下さい。
心配はいりません。
皆さん、
普通のままでも十分お爺さんですから

やっぱり、
タバコって刺激が強いじゃないですか?
強いからこそ習慣になりやすいのかもしれない。
僕もタバコを吸うようになりたかったんだけど、
一度吸ってみたらなんか、
すごい強かったんで、......

衣装も現実的ではない、
でも、
あんまり突拍子もないわけじゃない。
そういうところで作っているのは僕ぐらいだとおっしゃってくださるんです

たとえば、
ハンバーガーショップをまるまる一軒作っちゃうみたいなことはなかなかない。
それは僕の映画だからできるんだ、
とおっしゃってくださった

今回も、
美術、
衣装、
小道具、
アニメーターの方々にせよ、
みなさんすごく楽しんで作ってくださって。......

アーティストとしての自分の向き合い方ではなくて、
もっと全然別なところにあります

時代劇もやってみて、
SFもやってみて、
ミュージカルもやってみたいし、
無声映画もやってみたいし、
戦争映画もやってみたい。
自分がいままで観てきたジャンルのものを、......

自分が楽しんできたいろいろな映画を再構築していく。
これだけいろいろな人が関わっている映画で、
こんなことを言っては申し訳ないけど、
ある種、
趣味みたいなところがありますから(笑)

僕は脚本家だし、
脚本家が作った映画というスタンスは崩れないし、
崩さないつもりではいるんですけど、
それ以前に自分はいち映画ファンだという割り切りが、
どこかでできたんだと思うんです

たとえば『清須会議』のときは、
僕以上に歴史に詳しいスタッフもたくさんいらっしゃった。
その人たちの知恵を借りながら作っていったんですけど、
今回に関しては、
僕よりも『この世界を知ってる人』は誰もいないわけで。
そのサジ加減は全部、......

生きものはそれぞれルールが違うわけで。
人間だけのルールで考えちゃいけない(笑)

普段なら絶対やらないですけど、
果敢にアタックしてみたところはあります。
でも、
それは宇宙だったからできたんです

地球人だから普通に観ていますけど、
あの星の人が観たら赤面するような、
モザイクをかけないといけないようなシーンすら出てくる

ラブストーリーだけでなく、
エロスの世界に入り込んで。
極端に言えば性交渉のシーンが2回出てくる(笑)

そのぶん僕のなかではやりやすかったですし、
気負わずに作ることができました。
だからこそ、
思いきったことができた

いつも映画をやるときに、
僕なりに『僕が作る映画ってどういうものなんだろう』『僕しか作れないもの、
僕が作らないといけないものはどんなものだろう』というところから考えるんですけど、
今回はわりとそういうところを取っ払ってしまって、
普段、
自分が舞台でやっている世界観をそのまま持ってきた、......

僕は『ワン・フロム・ザ・ハート』が大好きなんですけど、
そのフレーズはプロデューサーの前では禁句になっていて。
あの映画は、
興行的には決して成功とは言えないので。
毎回、
ああいう感じでいきたいと言うと、......

そういう話を聞くと、
またこの人たちのために、
またこういうことをやりたいなと思うんですよね。
ひょっとしたら、
そういうところに、
自分の居る場所があるのかなと思ったりします

華やかさとか派手さとか、
スペクタクルな宇宙モノはたくさんあるし、
それは僕にはできることではないので、
そうじゃない自分ができる宇宙の話といったら、
こういうことに落ち着くんだと思うんです

例えば清須城の天守は、
存在していたかどうかすら不明なんです。
しかし美術の種田さんとも協議して、
白壁ではなく櫓が少し大きくなった天守くらいはあっただろうと。
清須城はCGばかりに頼らず、
かなり大がかりなセットを制作して撮影しました

歴史好きだけがニヤリとできる仕掛けが他にもいっぱいあります。
ぜひ劇場で探してみてください

劇中で秀吉は常に手袋をしていますが、
ワンシーンだけ、
手袋を外しているシーンがあります。
そこをよく見ると、
指が6本あるんです。
そんなことして誰が喜ぶんだって話ですが(笑)

特殊メイクといえば、
豊臣秀吉は、
指が6本あったという伝説がありますよね。
じつは、
その再現にも挑戦しています

三谷 幸喜(みたに こうき、1961年〈昭和36年〉7月8日 - )は、日本の劇作家、脚本家、演出家、コメディアン、俳優、映画監督。