これまで日本国内で成功していた企業であればあるほど、自社の決まったやり方や固定観念にとらわれる傾向があります。日本という国からは出たけれど、自分の殻からは結局抜け出せていない。成功体験を持つ企業は、往々にしてそういう性質を持っています。その意味で、私は日本の中小企業に期待してます。国内では成功したとはいえなくても、海外市場に打って出て成功をつかみたいという強い意志を持つ会社です

行き詰まると前方に道がないように思うのですが、逃げるのではなく、戻るという選択肢があることを忘れてはいけません

大きな会社と同じことをやっていたのでは、われわれはかなわない。しかし、技術の隙間はいくらでもある。われわれは大会社ではできないことをやり、技術の力で祖国復興に貢献しよう

苦痛には、空白の要素がある。苦痛は思い出せない。いつ生じたのか、かつて存在しなかったときがあったのか、を。

値段は高くてもよろしい。高いだけ良いものであればそれでよい

経営者の仕事とは、人を動かすこと、人をして何かを興すことです。その判断は、ロジックよりも、「この人についていこう」という動物的な感覚に左右されます。だからダイレクトな言葉の力がとても重要になる。そして、それは諸刃の剣です。勢いや決意と一緒に、迷いや弱気も伝わってしまう。私は二義的な表現は避け、迷わずに言い切ることを心がけています。そのため、常に考えて、考えて、考えている。自分を追い込んでいる。そこまでやって初めて、言葉に魂がこもるのです

人間は極限状態になると、すごい力が湧いてくることが分かった

何が起こったか。それが人生を分けるのではない。起こったことを、どう解釈するか？それが人生を分ける

挑戦とか戦略という言葉が、実は僕はあまり好きではないんです。やりたいことがある、描きたいものがある。それが最初にあるのであって

「これさえあれば必ず勝てる」という一撃必殺の最強カードをキラーカードと言いますが、このキラーカードの切り合いこそが仕事なんです

問題は、日本では競争が少ないことです。米国のように競争が激しいと価格が下がり、品質や機能が向上します。続々と新しい商品が出てくるわけです

どうすれば（顧客と）トラブルなく対応できるか、漁師が自ら学ぶ必要があった