名言大学

少数精鋭という言葉がある。
この言葉には二つの意味がある。
一つは「精鋭を少数使う」ということである。
そしてもう一つは「少数にすれば皆が精鋭になりうる」ということである。
私は後者の意味を重視したい。
前者だとすでに出来上がった精鋭を自分の手元に集めるということで、......

成功は次の成功への呼び水とせよ。
失敗は次の成功への足がかりとせよ。
この二つの相反する格言は、
アフターケアの大切さを指摘している点で、
共通の真理なのである

物事を成就させる力は何か、
その力の中にはむろん能力があろう。
だが能力は必要な条件であっても十分な条件ではない。
十分な条件とは、
その能力に、
機動力、......

どんな人にも長所と短所が必ずある。
ところがサラリーマンの会話を聞いていると、
短所をあげつらう減点主義が横行している。
これでは人の心を腐食するばかりで職場の活力も失われてしまう

やるべきことが決まったならば執念をもってとことんまで押し進めよ。
問題は能力ではなく執念の欠如である

根性が差をつける。
根性とは仕事への欲の強度と持続力だと言える。
人よりも強い欲、
長続きする欲で、
途中でへこたれず、
最後の勝利を勝ち取ろうではないか

行動となって現れないような思考は無用であり、
時に有害でさえある。
思考と行動は相互作用を積み重ねながら成熟していくもので、
その中から生きたアイデアが生まれてくる。
行動は思考の芽を育て伸ばす触媒なのだ

能力とは自力の高さと幅だと言える。
自信を一つ一つ積み上げることが能力を獲得する過程である。
だからそれぞれの型の中で執念を持ってそれを押し詰めることが肝心なのだ

価値観というものは、
時代とともに変わっていくのが当たり前だ。
それでなきゃ、
歴史は生まれない。
仲間のご老体たちが「このごろは価値観が違って困る」とこぼしているが、
そんなことは当然のことなんです。......

僕は毎日が行きづまりだ。
毎日少しづつでも前に進んでいれば必ず行き詰まる。
行き詰まらない人は座ってじっとしているのである

「人はその長所のみとらば可なり。
短所を知るを要せず」この荻生徂徠の言葉は誠に感銘深い。
完全な人は存在しない。
どんな人にも長所短所が必ずある。
そこに人生の妙味があるはずである。
ところが、......

仕事に困難や失敗はつきものだ。
そのようなときに、
困難に敢然と挑戦し、
失敗に屈せず、
再起させるものが執念である。
できないのは能力の限界だからではない。......

大きな事業でも小さな仕事でも、
一つの失敗がそれだけで命取りになることがある。
その失敗にくじけ、
しっぽを巻いてしまうからだ。
一回限りの失敗は、
実はまだ失敗とは限らぬ。......

従業員はビジョンを感得することによって、
自分がその集団に所属する意味を見出す。
私どものある工場に勤める女性から次のような要旨の手紙をもらったことがある。
ー 私は今まで単純な作業に従いながら、
来る日も来る日も無自覚に過ごしてきました。
ある日上司から、......

私どもの東芝では、
上位者ほど早く出勤するという習慣がすでに定着している。
私に言わせれば、
当然のことといえる。
上位者ほど忙しいはずである。
その日の準備段取りは、......

計画とは「将来への意思」である。
将来への意思は、
現在から飛躍し、
無理があり、
実現不可能に見えるものでなくてはならない。
現在の延長線上であり、......

リスクの大きさと利益の大きさは比例するものだ。
リスクが小さければ、
誰もがその機会を追及するから、
利益も小さい。
逆にリスクが大きければ、
得られる利益は大きい。......

人は自分の足で歩ける人と他人の助けを借りないと歩けない人という二つのタイプに分かれる。
これは人生へ立ち向かう態度の問題だ。
人生へ厳しく向かったか、
甘えがなかったかによって差が現れる

上司へのリーダーシップをうまく取れない人が、
どうして部下へのリーダーシップをうまくこなすことができようか。
上へのリーダーシップといえば、
奇矯というかもしれぬ。
しかし我が国では、
あまりにも上下の差別が強すぎると思う。......

問題とは決して、
日々解決を迫られている目前の問題を指すのではない。
真に我々が取り組むべき問題とは、
現状にとらわれずにかくあるべき姿の中に見出す不足部分を指すのだ

相互信頼を本物にするため、
まず自分が他から信頼される人になる。
信頼される人になるためには、
どのような行動基準が求められるのか。
この五カ条はわかりきったことかもしれない。
しかしわかりきったことが、......

誰にも火種はある。
必ずある。
他の人からもらい火するようでは情けない。
自分の火種には自分で火をつけて燃え上がらせよう

人はその長所のみとらば可なり。
短所を知るを要せずという言葉は感慨深い。
完全な人はいない。
どんな人にも長所短所はある。
そこに人生の妙味がある

人と機械の原価計算をして、
どちらが安くつくかという考え方では、
これからは通らなくなる。
人間には人間らしい仕事をしてもらうという立場から、
取り組むべきだろう。
そうでなければ人々は喜んで企業にとどまってくれなくなる

「仕事の報酬は仕事である」とは、
藤原銀次郎さんの言葉である。
賃金と仕事の関わり合いについては、
いろんな立場からの様々な議論があろう。
けれどもそれらを超えていることは、
人間の喜びは金だけからは買えないという一事である。......

中央への、
上司への敬語過剰を排せ

私が最も重視するのは「早期・重課・鍛錬主義(早いうちに、
重い課題を与え、
鍛え上げる)」である。
どんな人でも若いうちから、
能力を上回る程度の仕事を与え、
厳しく鍛える。......

危険を避けるな。
失敗を恐れるな

ルールをルールとして重んずるためには生きたルール、
守るに値するルールでなければならぬ。
ルールが環境の変化によって正当性を失ってきたら、
ためらうことなく改めなければならぬ

分かっていてもやらないのは、
実は真にわかっていないからだ。
やっていても成果が出ないのは、
実は正しくやっていないからだ。
真の知は行に一致するし、
正しい行は果に一致するはずだ

人間は教えられる立場にだけ置かれているとダメになってしまう。
時に教える立場を与えなければならない。
教えられながら教えることによって人間は素晴らしい成長を遂げるのだ

問題とは、
けっして日々解決を迫られている目前の問題をさすのではない。
真に我々が取り組むべき問題とは、
現状にとらわれずに「あくあるべき姿」の中に見出す不足部分をさすのである。
問題意識を持つことは、
このギャップを意識することを言う。......

組織は目に見えない幻であって、
実体として存在するのは人だけである。
人は組織より先にいるのである。
良い組織とは人々の働きがチームワークになっていることだ。
それがうまくいくかどうかは、
各人の心構えや行動に左右される

各部門がお互いに議論しあうのは良いことだ。
馴れ合いで議論そのものがなくなることは、
恐るべき腐敗だからだ。
しかし、
その議論はあくまで前向きでなければなるまい。
議論は「互いに自らを問う」ところから始まらねばならない。......

「できません」「どうしたらよいでしょうか」「あしたにしよう」こんな言葉を職場から追放しよう

組織はダイナミック(動的)でなければならない。
たとえばルールを作っても、
はじめたときは新鮮味があるが、
ちょっとたつとマンネリになってしまう。
今日決めたことでも翌日になると必ずいくらかのマンネリが生じているんだと私は言っている。
企業は絶えずダイナミックでなければならない。......

どんな人にも必ず長所がある。
上に立つものは、
その長所を活用するのだ。
長所をどんどん伸ばしていくと、
短所はだんだんと影をひそめていくものだ。
この事を忘れてはならない

自らが真剣に仕事に打ち込む。
自らの足りなさを省みる。
そういった身を持って示す真剣勝負こそが部下への最上の教育となる。
部下は管理者の鏡なのである

いったい人が人を教育することは可能であろうか。
上司が部下に能力を植え付けることはできるのか。
もしイエスと答える人がいればそれは錯覚しているのだ。
それはチャンスを与えてるに過ぎない。
そのチャンスを活用するかどうかは本人の自主性を待つしかないのだ

一日一日にけじめをつけていこう。
今日のことは、
今日やってしまおう。
これは、
忙しいとか暇があるとかの時間の問題ではない。
志の問題である。......

人間の能力には大きな差はない。
あるとすれば、
それは根性の差である

問題を見つけ問題をつくりだせ。
問題がなくなったとき組織は死滅する

杉は密植されるから隣の杉たちと切磋琢磨しながら上へと伸びる。
余分の枝葉はつけない。
太りすぎないように年輪をきっちりと刻む。
まっすぐに高くそびえる。
天を目指す。
この杉という字の代わりに、......

相互信頼を本物にするために、
まず自分自身が他から「信頼される人」になろうと努めよ。
信頼を相手に要求してはならない

人間は年中 “教えられる立場 にだけ置かれているとダメになってしまう。
よろしく、
ときに部分的にしろ、
“教える立場 を与えねばならぬ。
〜中略〜 人は教える立場につくことによって、
初めて自覚的・自発的・自主的になる

人が人に向かってとる態度には、
四つの類型がある。
(1)自分にも甘いし、
相手にも甘い。
(2)自分には甘いが、
相手には厳しい。......

完璧を追っている間に時機を失する。
時機を失すれば、
たとえ100点案でも50点の結果になってしまう。
仮に60点案でも時機を失せず自信をもって行動すれば、
80点の結果を生みだすかもしれない。
「運」というものは、......

当社が日本の一角にあるとの観念を一擲せよ。
国境を意識するな

計画は高い目標を掲げ、
何が何でもやり抜く強烈な意志の力によって真の人間形成が行われる。
艱難汝を玉にす。
そして艱難を自らに課し続ける人間のみが、
不断の人間的成長を遂げる

一流大学は就職へのパスポートだなんて言っているが、
何が一流なのか。
ぼくにはさっぱりわからない。
教育なんてものは、
本当を言えば人間を創るんでしょう。
人間とは人間らしいということでしょう。......