名言大学

日ごろの観察力が的確な状況分析を導くし、
その方向性において自分の軸なり芯がぶれなくなります。
そうすれば、
この人についていけば「絶対に」じゃなくても、
「まあ、
だいたいは間違いないかな」というくらいに部下から見てもらえるようになります

サッカーの監督時代に学んだのは、
日ごろから選手の表情、
様子、
体調などをよく見ていることが必要だということでした。
なんだかボールに勢いがない選手に「おい、
どうした?......

具体的な営業の数値や利益、
どんな波及効果があるかといった目標は、
もちろん重要だと思います。
しかし、
人や組織は効果や利益を追求する「定量的」発想だけでなく、
情熱や一体感、......

不器用でも何でも、
嫌な話ほど面と向かって話す。
それが長い目で見て、
信頼関係や組織の連帯につながります

古河電気工業サッカー部の監督時代、
余計なプレッシャーなしに選手をリラックスさせ、
伸び伸びとプレーをしてほしかったし、
試合の中身にこだわろうという思いから、
「負けてもいいから、
いい試合をしてほしい」と言いました。......

出向、
転勤、
あるいは本人にとって嫌だと思われる人事異動のときこそ、
必ず一対一でしっかりと伝える。
上に立つ者は、
絶対にそこから逃げてはいけないと思います

私はそれはもう、
とても怖い上司だったと思います。
でもね、
怖いからこそ、
ときどき褒めたときに効果があるのです

能力ある人材が揃っていても、
経営者に信念や戦略、
リーダーシップがなかったら持てる力を生かすことは出来ない

議論が堂々巡りする時は、
古い価値観や目先の利害にとらわれていることがほとんど

いくら考えても解決できない時は、
たとえ常識に反するとしても、
考え方を180度変えてみる。
つまり、
コペルニクス的転回が必要

定説や慣習から外れた奇抜なアイデアも、
理念に基づいていれば道をそれる恐れはない

理念を具現化する方法はその時代に合ったやり方にすべき

確固たる理念さえあれば、
賛同してもらうための説得力や交渉力もおのずとついてくる

しっかりとしたサラリーマン教育を受けてきたからこそ、
何もないところからプロサッカーを立ち上げたJリーグや日本サッカー協会で、
難しい経営に携わることができたんだと思っています

何か営業目標があるとき、
困難に向かっていかなくてはいけないとき、
勇気付けであろうが、
上司が「まあ最悪の場合、
こうなってもいいから」とか、
「結果は気にせず頑張れ」とか、......

選手もファンも、
子供たちにも。
Jリーグが広く受け入れられた理由は、
「この道は世界につながっているんだ」という夢をみんなが持てたことが大きかったのではないでしょうか

Jリーグができたことで、
「世界に羽ばたく」という夢が見えてきたんです

やるべきはスポーツ好き、
サッカー好きの子供をどう育てていくか、
優れた指導者をどう育てていくかという底辺づくりです。
それなくしては、
将来の日本のサッカーの発展はあり得ません

W杯は日本のサッカーファンが熱狂するキラーコンテンツであることは否定しません。
でも、
僕はそもそもW杯を起爆剤にしようとは考えていません。
予選で負けることだってあるわけだから、
そんなものを当てにはできません

当初、
イメージとしてあったのは、
ヨーロッパのクラブ組織です。
地域の人々から愛されている地元密着型のクラブチームがあって、
そのクラブが設置した施設で、
地域の人々がスポーツを楽しむ。......

Jリーグは、
プロ野球の真似をしても成功するわけがないと思っていました

仮にJリーグ発足時の参加チームが6チームぐらいしかなかったとしたら、
主導権はチーム側にあるわけだから、
参加資格の条件をどんどん下げなくてはいけなかったと思います。
もしそうなっていたら、
Jリーグは発足しても成功していなかったでしょう

多くのビジネスでは、
お客さんが欲しいから、
最初に設定したハードルをすぐ下げてしまいます。
でも、
「イヤなら参加しなくてもいいですよ」というぐらいの気持ちで、
ギリギリまで踏ん張らないと駄目です

だから、
プロ野球チームのように年収以上の年俸を選手に払って、
それで赤字に苦しむようなことは、
Jリーグではあり得ません

根本的な考え方として、
身の丈に合った経営というのをずっと言ってきました。
入場料収入とテレビの放映権料、
それにスポンサーからの支援で年間20億円の収入があったら、
J1でもそれでやっていけるクラブでいいんです

全国区でないと成り立たないようなクラブは、
Jリーグにはいりません

それは、
不易、
つまり「豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与」という理念に反するからです。
Jリーグはただ存続すればいいというものではない。
理念を忘れるなと繰り返しました

Jリーグ開幕直後は我々の予想を超える反響でしたが、
3年を過ぎる頃から観客動員が減り始め、
経営危機に瀕したクラブの合併問題なども起こりました。
チーム数を減らしてはどうか。
そんな話も出ましたが、
私は断固反対しました

危機や様々な環境変化に対応するには、
不易流行(ふえきりゅうこう)に尽きると思います。
「不易」とは決して揺らがないもの

やはり、
評議委員会で話を進めて行くのは無理だと。
評議委員会というのは、
JSL(日本サッカーリーグ)に参加している各社の役員クラスばかりで構成されています。
現場を運営している部長クラスだとサッカーの愛好者が多くて理解があるんだけど、
評議委員はサッカーを十分に知っているわけじゃないんですよね

“Jクラブに企業名を入れろという要求にしたって、
じゃあ企業の名前を出したらお客さんが増えるんですか?
市民の賛同者が増えるんですか?
と逆に問いたい

プロ検討委員会設立を評議委員会に提案したとき、
数人を除いて、
あとは全部反対でした。
とくに読売が、
「プロ野球ですら赤字球団ばかりなのに、
サッカーがプロで成功するわけがない」と声高に言うものだから、......

Jリーグという社団法人をつくるとき、
理念に賛同する人が集まり、
同じ仲間としてスタートしたわけでしょう。
それを批判する方がどうかしている

物事は何でも理念があって続いていくわけでね。
理念がないのなら、
単なるカネ儲けですよ

朝、
こうだと思っても、
夜、
こっちの方がよかったとわかれば、
判断をかえることを恐れてはならない。
それでやれ手続きがどうだとか、......

カズやラモスのようなプロが代表に入った段階で、
もう代表監督もアマチュアというわけにはいかなくなった。
プロ契約している選手は“僕たちは生活がかかっていると言えば監督は何も言い返せないでしょう。
“そういう考え方の選手は代表に要らないなんて果たしてカズやラモスに言えるだろうか。
それはもう無理だと判断していたんです。
しかし、......

時期尚早という人間は100年たっても時期尚早という。
前例がないという人間は200年たっても前例がないという

岡田(武史)監督にツキがあるとしたら、
本田圭佑と出会えたことだろうね。
彼はロシアの凍てついたピッチでも全くバランスを崩さないし、
当たり負けもしない。
ものすごく体幹がしっかりしている証拠だ。
僕には中田2世に映るね

期待値が低いんだから、
選手たちはまわりの評価なんて気にせず、
思い切りやればいい。
僕には岡田ジャパンがこちらの期待以上の活躍をする予感があるんだけどね

世界基準に沿って課題を突き詰め、
定量的分析を基に改善策を具体的に明文化することが大事だ。
それを各部門の専門家や各年代の指導者で共有することが未来への大きな布石となる

行政、
市民、
企業の三位一体の支援を得て、
地域社会に愛される存在にならなければいけない。
「空疎な理念」だともいわれましたが、
指摘も批判もすべて推進力に変えて突っ走ってきた気がします。......

Jリーグ開幕当時から、
私が、
繰り返し発信してきたのは「地域に根差したクラブ運営」です。
プロ野球は企業色を前面に出していますが、
Jリーグは違うと

そしてその一方、
サポーターや時代のニーズ、
つまり「流行」をとらえて改善する視点もなくてはいけない

自律心があって初めて個人の自由も認められる

係長のときは課長に、
課長のときには部長に、
コーチのときには監督になったらどうしようと思っていた

Jリーグに巨人はいらない

スポーツを愛する多くのファンの皆様に支えられまして、
Jリーグは今日ここに大きな夢の実現に向けてその第一歩を踏み出します。
1993年5月15日、
Jリーグの開会を宣言します

サッカーだけでなく、
人生そのものを教えてくださった恩師で、
今の僕があるのもクラマーさんのおかげです

戦う意思のないチームはどうしようもない!ガンバなんか消えてなくなれ!

『俺ほどバスケットのことを真剣に考えている奴、
いるなら出てこい!』って気持ちでやっている

川淵 三郎(かわぶち さぶろう、1936年12月3日 - )は、日本の元サッカー選手、元日本代表監督。2020年東京オリンピック選手村村長。