名言大学

他人の感受性を軽蔑してはいけない。
感受性はその人の才能なのだ

恋人は一瓶のワインであり、
妻はワインの空き瓶である

神は支配するために存在することすら必要としない唯一の存在である

美の探求とは、
そこで打ち負かされるに先立って芸術家が恐怖の叫びを上げる、
一つの決闘である

思い出せ!「時間」という奴は、
ごまかしはしないが何とかして勝たずにはおかない強欲な博徒だぞ!

過去は幻影としての刺激を保ちながら、
その生命の光と動きを取り戻して現在となる

恋愛の厄介なのは、
それが共犯者なしには済まされない罪悪だという点にある

開け放たれた窓を外から見る者は、
閉ざされた窓を透かして見る者と決して同じほど多くのものを見ない

神への祈り、
つまり精神性は上昇しようとする欲求であり、
悪魔への祈り、
つまり動物性は下降する悦びである

酒と人間とは、
絶えず闘い絶えず和解している仲の良い二人の闘士のような感じがする。
負けた方が常に、
勝った方を抱擁する

女と猫は呼ばないときにやってくる

ライバルのいない女は老けるのが早い

勤労は日々を豊かにし、
酒は日曜日を幸福にする

何より自分自身に対して偉人に、
聖者になることだ

人生とは、
病人の一人一人がベッドを変えたいという欲望に取り憑かれている、
一個の病院である

人生をあるがままに受け入れない者は、
悪魔に魂を売り渡す

孤独でいかに暮らすかを知らない者は、
忙しい群集の中でいかに忙しく暮らすかも知らない

神が存在しないとしても、
やはり宗教は神聖であり神性を備えているであろう

酒は人間そのものにほかならない

長すぎる詩は短い詩の書けない連中の考えたものだ。
長すぎる詩は全て一編の詩ではない

恐怖の魅力に酔いうる者は強者のみ!

英雄とは、
終始一貫して自己を集中する人間である

仕事はよい習慣と質素と純血とを必然的に生み、
その結果、
健康と富を与える

快楽を己の肥料となる欲望の大樹よ、
お前の樹皮が次第に厚く、
固くなりいくにつれて、
お前の梢は太陽をより間近に見んと欲す!

放縦がわれを招き、
恋愛がわれに王冠を授く

おお主よ、
われに力と勇気を与え給え、
わが肉、
わが心を嫌悪の念なく見んがために

およそ人間ほど非社交的かつ社交的なものはない。
その不徳によりて相集まり、
その天性によりて相知る

恋愛とは、
売春の趣味に他ならない。
しかも、
いかに高尚な快楽でも売春に還元できないものだ

人生には真の魅力はひとつしかない。
それが賭博の魅力である

今世紀の人々にとりて、
悪魔を信ずるは悪魔を愛するよりはるかに難し

老若を問わず棺桶が同じ大きさだということは、
聡明な死が示す奇怪な、
魅力的な趣味のシンボルだ

希望はあたかも蝙蝠のごとく、
臆病なる翼にて叩き、
朽ちたる天井に頭をぶっつけ彼方に飛び去る

審査委員がたの言う規則とやらをいちいち信じたとしたら、
美そのものがこの地上から消え去ってしまう

ダンディの輝きは昇る朝陽の輝きではなく、
沈みゆく陽の輝きである

恋愛の株式市場に安定株はない

悪魔の最も見事な狡猾さは、
『悪魔はいない』と信じ込ませることだ

快楽の対象とされていないのは、
愛されている女性である

女房は死んだ、
俺は自由だ!

シャルル=ピエール・ボードレール(フランス語: Charles-Pierre Baudelaire(発音例)、1821年4月9日 - 1867年8月31日)は、フランスの詩人、評論家である。