備わるを一人に求むるなかれ。

知恵ありといえども、勢いに乗ずるに如(し)かず。

「人生」の長い旅をゆくとき、よくぶつかる二つの大きな難関がある。第一は、「分かれ道」である。第二は、「行きどまり」であ・・

一個人がいかに富んでいても社会全体が貧乏であったら、その人の幸福は保証されない。その事業が個人を利するだけでなく、多数社会を利してゆくのでなければ、決して正しい商売とはいえない

弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ

詩情への批判は、詩以上に価値がある。詩情批判は詩の哲学である。

石（＝墓碑）に最小限の文字を刻みこむように、記憶に最小限のことばを刻むことは、いまでも詩人の仕事の一つたりえているだろ・・

自分の内に安らぎを見出せない時は、外にそれを求めても無駄である。

君が君のバラのために失った時間こそが、君のバラをかけがえのないものにしているんだよ。

重荷が人をつくるのじゃぞ！身軽足軽では人は出来ぬ！

自ら労して自ら食うは、人生独立の本源なり

母鶏の卵を愛するや、寝食を忘れて、これを覆翼し、寸時も体を離さず。人の身を慎み、志を持するものは、すべからく彼の如くなるべし