名言大学

これがよい、
これが悪いと、
だれが定めることができるだろう。
お互いに誰も賢くもあり愚かでもある。
それは耳輪には端がないようなものだ。
こういうわけで、......

功績・過失をよく見て、
それに見合う賞罰を必ず行いなさい。
近頃の褒賞は必ずしも功績によらず、
懲罰は罪によらない。
指導的な立場で政務にあたっている官吏たちは、
賞罰を適正かつ明確におこなうべきである

嫉妬の気持ちを持ってはならない。
自分がまず相手を嫉妬すれば、
相手もまた自分を嫉妬する。
嫉妬の憂いは果てしない。
だから、
自分より英知が優れている人がいると喜ばず、......

物事はひとりで判断してはいけない。
必ずみんなで論議して判断しなさい。
些細なことは、
必ずしもみんなで論議しなくてもよい。
ただ重大な事柄を論議するときは、
判断を誤ることもあるかもしれない。......

悪をこらしめて善をすすめるのは、
古くからの良いしきたりである。
そこで人の善行は隠すことなく広め、
悪行を見たら必ず正しなさい。
へつらいあざむく者は、
国家を覆す効果ある武器であり、......

人にはそれぞれの任務がある。
それにあたっては職務内容を忠実に履行し、
権限を濫用してはならない。
賢明な人物が任にあるときは褒める声がおこる。
邪な者がその任につけば、
災いや戦乱が充満する

世の中には、
生まれながらにすべてを知りつくしている人はまれで、
よくよく心がけて聖人になっていくものだ。
事柄の大小にかかわらず、
適任の人を得られればかならず治まる。
時代の動きの緩急に関係なく、......

早くから出仕し、
夕方遅くなってから退出しなさい。
公務はうかうかできないものだ。
一日中かけてもすべて終えてしまうことが難しい。
したがって、
遅く出仕したのでは緊急の用に間に合わないし、......

真心は人の道の根本である。
何事にも真心がなければいけない。
物事の善し悪しや成否は、
すべて真心のあるなしにかかっている。
真心があるならば、
何事も達成できるだろう。......

心の中の憤りをなくし、
憤りを表情にださぬようにし、
他の人が自分と異なったことをしても怒ってはならない。
人それぞれに考えがあり、
それぞれに自分がこれだと思うことがある。
相手がこれこそといっても自分はよくないと思うし、......

怒りを抑え、
表に出してはならない。
人が自分と違ったことをしても怒らないように。
考え方は人それぞれである。
自分が良いと思うことも相手にとって嫌なこともあるだろうし、
その逆もある。......

人には得手不得手があります。
すべてができる人はいません。
そのため、
賢者には適切な官職を与えなさい。
そうすれば、
国がうまく治まるでしょう

賄賂をやめ、
民衆の訴えには、
公明正大な判決を行いなさい。
貧しき人々を苦しめるような行いは、
官人として絶対にしてはならないことです

礼儀を大切にせよ。
民を治めるためには、
必ず礼儀を大切にしなければならない。
上の身分の者が礼儀を乱せば、
下の者の秩序は乱れ、
下の者が礼儀を乱せば、......

天皇の命令にはしっかりと従いなさい。
天皇が天なら、
臣下は地です。
天が地を覆い、
地が天を乗せている。
そうして初めて四季が巡り、......

三宝(仏と法典と僧)を敬いなさい。
三宝は、
人生において最後の最後に頼れるものであり、
世界の真理です。
世の中、
悪い人は多くはありません。......

和を何よりも大切なものとし、
いさかいを起こさぬことを根本としなさい。
人は徒党を組みたがり、
悟りきった人格者は少ない。
それだから、
君主や父親の言うことに従わなかったり、......

政府高官や一般官吏たちは、
礼の精神を根本にもちなさい。
人民を治める基本は、
必ず礼にある。
上が礼法にかなっていないときは下の秩序は乱れ、
下の者が礼法にかなわなければ、......

和を以て貴しと為す

一人の人間を救うことに大きな意味はないかもしれない。
目の前に倒れている人間を、
放っておくような男に日本は救えない!政治から志を奪ったら一体何が残るのか!

佞しく媚ぶる者は、
上に対ひては即ち好みて下の渦を説き、
下に遭ひては則ち上の失を誹謗る

民に使役を課すときは、
タイミングを大事にしなさい。
例えば、
秋の収穫期に使役を課してしまうと、
皆が飢えることになるでしょう

私心を試みず、
公にひたすらに向き合う事こそ、
臣下の王道である。
私心は恨み妬みを生み、
国に不和を招き、
不正を行うものが出てきます

部下に仕事を任せる者は、
任せる仕事を熟知していなければなりません

民の税を中間搾取してはならない

聖徳太子(しょうとくたいし)は、飛鳥時代の皇族・政治家。用明天皇の第二皇子、母は欽明天皇の皇女・穴穂部間人皇女。