彼は彼、我は我でいこうよ

武士は馬を我が足と思い、弓鎗を左右の手と定め、敵を撃つ刃は己の心と考え、常に武道をたしなむ事が、本意の核心である

大石一家は大腰抜けばかりで、僅かに我ら父と子と大石瀬左衛門が残るのみ。面目ない

観の目強く、見の目弱く、遠き所をちかく見、近き所を遠く見る事、兵法の専也

世間に媚びずに世間から仰がれるようになれば、自然と自分の値うちは世の人がきめてくれる

心に驕りなき時は人を敬う

苦しみは、苦しむ者がその限界を知り、その恐怖に想像を加えさせざれば、耐えられぬこともなく、かつ永続するものにあらず

この世では、意思とは何か、愛とは何かということについてほとんどわかっていません。なぜかというと、人は理解することや自らの力によるかのように考えていくことはできても、愛することやその愛から出発して自ら欲することはできなくなっています

大きな夢をみよう。大きな夢だけが人の心を動かす

真田は日本一の兵 いにしへよりの物語にも これなき由

道というものには、学者・僧侶・茶人などの風流者・礼法家・能役者などの道があるが、これらは武士の道ではない。武士の道ではないけれども、これらの道を広く知れば、それぞれに納得するものがある。いずれも人間は、それぞれの道々によく研鑽を積むことが肝要である

只まさに一死をもって君恩に報いん