秀頼さまから信頼をいただいているのはとてもうれしいのですが、色々と気遣いも多いものです

結婚は人生の重大事なれば、配偶の選択は最も慎重ならざるべからず

人の上に立つ対象となるべき人間の一言は、深き思慮をもってなすべきだ。軽率なことは言ってはならぬ

外記（正重）言はれぬ事を被申候。政宗程の者が御成を申自身御膳を上るうへ。おにする（毒見する）所にてはなきぞ御膳に毒を入るるは、早十年前の事なり十年前にも。日本の神かけて毒などにて。殺し奉るべきとは夢々思はぬぞ。一度は乗寄てこそとは思ひ候

悪事はどんな小さなことでも行なってはいけない。善事はどんな小さなことでもこれを行なえ

俺の中には、すべてを飲み込み征服したいという感情がある。エゴかもしれないが、確かにあるんだ。俺は王様になりたいわけじゃない。ただ人間の魂までをも征服したいんだ

人がこの世へ生まれて百万長者も、最後に及んで要する所は、方六尺の穴一つ、戒名を刻んだ石碑一つで、家も、倉も、金も、地所も、妻も、子も、すべてを残して、死出の旅路をただ一人辿る。曾(かつ)て我が者と思ったもの、一として我に伴うはない。我は客人であったのである

兵法で「早いということ」は実の道ではない。早いということは、何ごとも拍子の「間」が合わないので、早いとか遅いとかいうのである。その道の上手な人になると、早くは見えないものである

いつも不自由していると考えれば、不足などないのだ

十万石では不忠者にならぬが一国では不忠者になるとお思いか

一方を聞きて沙汰に及ぶ時は、格別の相違あるものなり

何かをするときいやいやながらするな、無思慮にするな、心にさからってするな