名言大学

わきて釣りには他念なきものなり。
太公望、
おもしろがりたるも道理かな。
罪も報(おくい)も後の世も忘れはてておもしろやと、
げにさもあらずるものを

仮初にも人に振舞候は、
料理第一の事なり。
何にても、
其の主の勝手に入らずば、
悪しき料理など出して、
差当り虫気などあらば、......

ご馳走とは旬の品をさり気なく出し、
主人自ら調理して、
もてなす事である

大事の義は人に談合せず、
一心に究めたるがよし

物事、
小事より大事は発するものなり。
油断すべからず

今日行くをおくり、
子孫兄弟によく挨拶して、
娑婆の御暇申すがよし

大事の義は、
人に談合せず、
一心に究めたるがよし

朝夕の食事はうまからずとも褒めて食ふべし。
元来客の身に成れば好き嫌ひは申されまじ

若者は勇猛に頼り、
壮年は相手の強弱を測って戦う

気長く心穏やかにして、
よろずに倹約を用い金銀を備ふべし。
倹約の仕方は不自由なるを忍ぶにあり、
この世に客に来たと思へば何の苦しみもなし

曇りなき心の月に先立てて浮き世の闇を照らしてぞ行く

仁に過ぐれば弱くなる。
義に過ぐれば固くなる。
礼に過ぐれば諂(へつらい)となる。
智に過ぐれば嘘を吐く。
信に過ぐれば損をする

外記(正重)言はれぬ事を被申候。
政宗程の者が御成を申自身御膳を上るうへ。
おにする(毒見する)所にてはなきぞ御膳に毒を入るるは、
早十年前の事なり十年前にも。
日本の神かけて毒などにて。
殺し奉るべきとは夢々思はぬぞ。......

下宿はお止め下さい。
私も家康公の御首を何度か狙ったことがございます

馬上少年過、
世平白髪多、
残躯天所赦、
不楽是如何

茶器を割ったのではない。
自分の器量の小ささを割ったのだ

仁に過ぎれば弱くなる。
義に過ぎれば固くなる。
礼に過ぎれば諂(へつら)いとなる。
知に過ぎれば嘘をつく。
信に過ぎれば損をする

人がこの世へ生まれて百万長者も、
最後に及んで要する所は、
方六尺の穴一つ、
戒名を刻んだ石碑一つで、
家も、
倉も、......

まともでない人間の相手をまともにすることはない

おのおのの申すことはもっともだが、
延引することも時と場合による。
今は火急の時だ。
わからぬ将来のことを心配しているより、
まず目前のことをする

わからぬ将来のことを心配しているより、
まず目前のことをする

城を築くより、
境界まで出て戦うべきで、
情勢が悪ければ、
領内で決戦して、
負ければ討ち死にするまでだ。
籠城しても餓死を待つだけである

その身は若輩ではあるが、
小姓頭(こしょうがしら)をも命じた者に、
脇差しの鞘(さや)で頭を殴ったことは、
それがしの誤りだ

時を移さずに行うのが勇将の本望である。
早く出立せよ