人間には曖昧なままでいることに対する恐怖心がどこかあります。目に見えないものをあえて見ようとするし、ジャンルがないものをあえてジャンル分けしたり・・

もしかしたらカルメンは、ドン・ホセが自分の妄想の中で描いていった女性と重ねられているのかも知れない。彼の頭の中にある、自分の人生を捧げても崩壊してもいいと思えるくらいの魅力ある女性

人間は二度死ぬ。肉体が滅びた時と、みんなに忘れ去られた時だ

私自身を窮境の中に支えてくれたのは道義心であり、自殺によって生命を絶たなかったのは、私の芸術ばかりではなく、この道義心のおかげでもある

産業時代のルールは、「学校に行っていい成績をとり、福利厚生がしっかりしていて安心のできる、安定した仕事を見つけて、一生そこに留まる」ことだった。だが、情報時代になってルールが変わった

富貴に驕ってはならない。貧賤を憂えてはならない。ただ知識を磨き、徳を高めて、真の幸福を求めようとすること

外国というものを、ドシドシ若手の連中に目撃させねばいかぬとと思ったから、大いに遊学生を奨励したが、その結果として榎本（武揚）などが、いよいよオランダに渡航することになった。これから講武所師範役となり、また海軍奉行などとなった

共産主義は完成した自然主義として人間主義であり、完成した人間主義として自然主義である

放蕩者──快楽を追求するのも結構だが、あまり熱心に求めたので、不幸にもそれに追いついた人間。

でも、考え方を変えてみたら、人間も動物も植物も、地球上で生命を成している者は、全て空気がないと生きてられないのだ。ということは、絶対に欠かせない物ということになる

人生で最も永続的でしかも緊急の問いかけは､「他人のために､いまあなたは何をしているか」である

自分の周りの人が職業人として、また人間的にも成長するのを実感できること。これ以上のやりがいはありません