名言
(仲間の漫画家たちが、
次々と有名になっていくのを横目で見て)四十二歳のときのその日も徹夜していた。
退屈し、
子どものころにやっていた遊びを思い出して懐中電灯を手のひらに当ててみた。
すると、
血の色がびっくりするほど赤く透けて見える。
あんまりきれいで見とれてしまった。
これほど絶望しているのに、
体には赤い血が脈々と流れているんだ。
心は元気がなくても、
血は元気なんだなと、
自分自身に励まされたように感じた。
不意に「てのひらを太陽にすかしてみれば」
というフレーズが頭に浮かび、
それがひとつの歌詞にまとまった。
この歌は、
自分を励ます気持ちから生まれたのだ
やなせたかし
やなせたかし
やなせ たかし(本名:柳瀬 嵩〈読みは同じ〉、1919年〈大正8年〉2月6日 - 2013年〈平成25年〉10月13日)は、日本の漫画家・絵本作家・詩人・元大日本帝国陸軍軍人。有限会社やなせスタジオ社長。高知県出身(詳細は後述)。作曲家としてのペンネームは「ミッシェル・カマ」。
『アンパンマン』の生みの親として知られる。社団法人日本漫画家協会代表理事理事長(2000年5月 - 2012年6月)、社団法人日本漫画家協会代表理事会長(2012年6月 - 2013年10月)を歴任。
絵本作家・詩人としての活動が本格化する前までは頼まれた仕事はなんでもこなしたといい、編集者・舞台美術家・演出家・司会者・コピーライター・作詞家・シナリオライターなど様々な活動を行っていた。
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本・作品