名言大学

初めて描く場合や一本目二本目三本目、
そういうときどういう風に漫画を考えて描いていいのか非常に困った時期があるんですね。
困ったというか本当にわからなくなってしまう

「黒沢」を描いた時に、
何もかもうまくいかない40代の男子をモチーフにしていて

誰にも(未来が)分かるわけないんだから、
そのときにいいと思ったことをやるしかない

「カイジ」も「アカギ」も10年を越える連載で、
もう読者からすると、
昔からいる友達みたいになっている

(仕事中に音楽を聴くことある?
)聴きますよ。
ファミレスで話を考えている時はイヤフォンをして、
外界の音をシャットアウトするんです

もともと黒沢は「平成の宮本武蔵」というテーマで始めたんです。
どうしようもない男がケンカで勝っていって、
名声が上がっていくっていう黒沢・・『新黒沢 最強伝説』

(赤木しげるというキャラクターについて)自分のなかの“かっこいい男の極みみたいな理想像を無意識的に投影していったところがあるかもしれない

(カイジが支持される理由は?
)読者の支持は今に始まったわけじゃないんだけど、
やっぱり“カイジ的に苦しんでいる若者たちが昔に比べると増えてきたっていうのもあるのかもしれない

(自身の漫画が)没後何年後かに、
世界でブームになるかもしれません(笑)

僕はギャンブル漫画を描いているもんですから、
特に創造ギャンブルというか、
僕が考えたギャンブルを描くわけです

アイデアが固まらないうちは始めない

絶対に損なんだよ、
仕事を後回しにするのは

僕がギャンブル漫画というかゲームを作る漫画なもんですから、
なおのこと、
こういうネタとかにすごく重きを置いてる

画家として売れるまでにだいぶ時間がかかりました

ごくありふれた日本語の組み合わせでメッセージを光らせている

僕は、
話に困ったとき、
「大きなことは描けない。
小さいことを描こう」と思うようにしてます

(どのようにストーリーが思いつく?
)このギャンブルがどういう風に成立して、
どういう風な穴があり、
どういう風にやっつけるのか、
そういうネタをまず決める

早めに仕事に取り掛かると良い事がたくさんあってね、
例えば、
ストーリーが決まって漫画を描き始めて、
何本か溜まった時に「あ、
やっぱり変えよう」って気がつくこともある

外じゃなくて内から沸いてくる感情を大事にして欲しい

ネタが冴えてて、
感情が表現できてたら、
それは相当おもしろい漫画にな

感動ではなくて感情ってところが僕の中では絶対的に大事なこと

若い時は「俺も何日間か働けなかったらああ(ホームレスに)なる」って思うわけですよ。
アパート代がいつか払えなくなったら、
追い出されたら・・って考えてた

カイジ』や『黒沢』は、
浪人生とか、
学校に行けない人とか、
あるいは就職したけど辞めちゃった人とか、
人生がいろいろとうまくいっていない人の応援団なんです

住み込みで働いていた事務所から引っ越した当日の深夜、
誕生日を迎えた瞬間に鼻血が出てきて・・。
ここが人生の勝負どころ、
頑張らないといけない! と思いました

三島由紀夫の「豊饒の海」を読んで。
やっぱり三島はすごいですね。
言葉の使い方、
言い回しが素晴らしくて

感動は伝えるものではないんです。
感動っていうのは結果的に感動してもらえればいいわけ

漫画も休んでしまったらこの作業にはなかなか戻れない

僕はあまり絵がうまくなかった

無駄に過ごした日々が少しずつ花を咲かす

読者には「カイジ」って存在を友達のように、
慣れてもらわないと(笑)

自分が考えたネタというものは、
あるいは自分の内側から出た感情というものは、
あなただけのもの

ライブのように実際読んでるひとがその場にいて、
舞台のようなものをドラマを見るように伝えられればいいと思います

忙しい時代だからこそ、
ゆっくり言葉を味わうのって大事だと思う

(かっこいいセリフはどうやって思いつく?
)小説とか読むじゃないですか、
そうするとかっこいいセリフとかかっこいい言い回しに傍線引いてましたね

(ギャンブル強いんですか?
)並だと思います

(どういう時にネタを思いつく?
)ファミレスとかあるいは自分の机でちょっと考え込みます

僕はケツを決めてから描き始めるタイプ

僕という人間が、
考えたこと感じたことあるいは思いついたアイデアっていうのは僕個人のものですから、
それで知らない人を巻き込んで、
僕の桃源郷に連れていくのがとても素晴らしいことだと思う

人間はいろいろと諦めていく中で、
それでも、
生きている限り情熱は捨てられない