今までの流れとは逆に「仏教の教えを聞きたい」という次の世代が出てきているんです。それは今の社会の各地でも見られる現象です

吾の短なる所を用いて、人の長ぜる所に遇(あた)ること無かれ

死のうと思う日はないが、生きてゆく力がなくなることがある。そんな時お寺を訪ね、私ひとり、仏陀の前に座ってくる。力わき明日を思う心が出てくるまで座ってくる

愛とは現在にしかないものだ

平安はいかなる権利にもまして貴重なものである。平安が権利のためにではなく権利が平安のために作られているのだ。従ってどちらかが道を譲らねばならないとしたら権利が平安に譲らねばならないのであって、平安が権利にではない

行者というのは行をしている時だけが行者なんです

子思より以来、『尊徳性』と『道問学』を教えの両輪としてきたが、陸象山は『尊徳性』を専らに主張している。翻って熹自身はどうかといえば、これまで『道間学』に傾斜していたかもしれない。彼の学問には見るべきものも多いが、義理の探求は大雑把なもので、杜撰な道理を振りかざして、それに固執しているだけのことだ。熹の方は、義理については疎かにしていないつもりだが、全体のポイントが曖昧になってしまっている嫌いはあるかもしれない。これを機会に反省して、教えの両輪を全う出来るよう立て直そうと思う

心を洗って香と為し、体を恭（つつし）んで華と為す

片手だけでは拍手できない。片足だけでは歩けない。右手と左手が感応して拍手になり、右足と左足が感応して歩く。だから相手が感応するまで祈り続けなさい

流れてさえおれば、水は必ず海に達する。それと同じように、努力さえしておれば、所思は必ず遂げられる

人を羨む気持ちが生まれたらどうすればいいか。まず、猛毒だと思ってすぐにつぶすことです

大切なのは宝石に見せかけることではなくて、宝石になる努力を惜しまないことだ