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国や家が窮乏に陥るのはなぜかといえば、
分内の財を散らしてしまうからである。
これを散らさないようにさえすれば、
国も家も必ず繁栄を保つことができる。
国や家の衰えを興そうとするには、
何よりもまず分度(予算)を立てるがよい。
分度が立ちさえすれば、
分内の財が散らないから、
衰えた国も興すことができ、
つぶれかけた家も立て直すことができる

二宮尊徳

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二宮尊徳
二宮 尊徳(にのみや そんとく)は、江戸時代後期の経世家、農政家、思想家である。自筆文書では金治郎(きんじろう)と署名している例が多いが、一般には「金次郎」と表記されることが多い。

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