自分の好きなものは必ずえらい人物になって、嫌いな人はきっと落ちぶれるものと信じている

いくたびか死なむとしては　死なざりし　わが来(こ)しかたのをかしく悲し

美しい女は、料理をしている最中も美しい

学習はすでに知っていることの発見である。行為は知っていることの実践である。教育は、自分と同様、ほかの者たちにもその知識があることを気づかせることである。人は皆、学習者であり、実行者であり、教師である

もしあなたが、欲しいものを手に入れる方法として“買うという方法以外思いつかない人ならば、あなたが持っているものの中で相手が欲しがるものが“お金だけであるということを無意識のうちに認める生き方をしているということなのです

善きことを思えるは善きことを思えるに過ぎず、悪しき事を思えるは悪しき事を為したるなり。

人間というものはベラボーなオプチミストでトンチンカンなわけのわからないもの

ダメな人間などいません。ダメな指導者がいるだけなのです

芸術は、意識と無意識の融合である

人生の真相は現世に愛著するにもあらず、来世を欽仰するにもあらず

この時初めて私は「水」とは、今、自分の手の上を流れている不思議な冷たい物の名であることを知りました。この生きた一言が、・・

小説の完全無欠のものに於ては、画に画きがたきものをも描写し、詩に尽しがたきものをも現はし、且つ演劇にて演じがたき隠微をも写しつべし。蓋（けだ）し小説には詩歌の如く字数に定限あらざるのみか、韻などいふ械（くびかせ）もなく、はたまた演劇、絵画に反してただちに心に訴ふるをその性質（もちまえ）とするものゆゑ、作者が意匠を凝らしつべき範囲すこぶる広しといふべし。是れ小説の美術中にその位置を得る所以にして、竟（つい）には伝奇、戯曲を凌駕し、文壇上の最大美術のその随一といはれつべき理由とならむも知るべからず