マシュマロ実験というものがあって、子供の前にお菓子を用意して「15分間留守にするけど、帰ってくるまでにお菓子が残っていたら、もう一皿あげるからね」と言って、その部屋を出ていきます。すると、7割の子供は15分間我慢できずに食べてしまうんです。15分待てばマシュマロを倍食べられて得をするという論理的思考は人間の進化の過程で後からできた回路なので、なかなか優位に働きません。同じように大人にも拙速な判断をする個体のほうがまだまだ多くいて、その割合はやはり7対3くらいだといわれています。もし、間違った行動を起こしたくない場合は、拙速な判断は避けるべきです。そして、じっくりと考える癖をつけるといいかもしれません