（お父様が経営する企業の経営危機によって）何千万円という借金を31歳にして負うことになり、途方にくれました※2014年リクルート東証1部上場により借金は完済

バブルの最も重大な後遺症は企業経営者の精神的な荒廃であるのかもしれない。自分の会社の利益、株主の利益しか考えず、従業員の幸せや企業の社会的責任、幅広い関係者との調和、あるいは経済や国全体の利益を考えないトップは『経営者』と呼ぶに値しない。『経営屋』にすぎない

僕は夜、家でカクテルを作るのが趣味

自己愛に終始した場合に悪をなし、他者を思うという愛に目覚めたときに善となる。善悪の分かれ目とは、自己を愛する「愛」と他を愛する「愛」のあいだにあるのです

無駄な仕事を削ることで新しい発想も生まれるはず。捨てるべきものは捨てながら進んでいかないと仕事の効率は上がりません

経済的に正しいことは、道徳的にも正しいものだ

人生はたった一度きりです。病気の元となるストレスを不必要なことで生み出すことはありません

結局、正しいことをやっていくのが商売の本質。競争相手と比べて、どちらが正しいことをしているか、それを考え続けることです

先例がない、だからやらないのは管理職ではない

私の家が裕福で資産があり、それを元手に会社を設立したのであれば、オーナーとして余裕のある経営ができたでしょうが、創業時はお金もなく、実務経験もありません。黒字化は緊急課題だったのです。幸い、全員で必死の努力を重ねた結果、初年度から黒字決算になりました

「アマゾンは実店舗に進出するのか」とよく聞かれますが、普通の店であればやりたくありません。従来と異なる優れたサービスを提供できない限り、そのビジネスには進出しません

ライフネット生命の採用試験では、難しいテーマを与えて字数無制限で論文を書いてもらっています。これは考える力を見たいからです