遺伝的な資質と、生まれた後の環境や教育とでは、人間にとってどちらが重要か。優生学者はネイチャー（天性）だと言い、社会学者はノーチャー（育成）を重視したがる。共産主義者も後者で、だから戦後の学校は平等というコンセプトを追い求めてきたわけだけれど、僕は遺伝だと思っています

自分の心に浮かぶことをすべて話すようになると、「おばさん」になる。無意識のたれ流し。フロイトが指摘したように人は様々なことを考えるが、そのうち何を話すべきか凛とした選択ができるのが「いい女」である

自然に親しもう、本物に出会おう

この世の中の最も悲しい側面は、社会が知恵を蓄積する速度よりも、科学が知識を蓄積する速度が上回っていることだ

空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。

凡ての證券に就いて、その本質に就いての研究を科学的になすべき責任がある

宇宙線研究所は施設も大規模ですし、グループも大人数です。自分のやりたい研究だからというだけで、簡単に装置が作れるわけではない。その装置がいかに重要かということを、時間をかけて広く知ってもらい、ようやく予算がつきます

日本の製造業はもっと自信をもっていいと思います

偉大な人間は常に、凡人たちの激しい反発に遭遇してきている

私は今、孤独の中に生きています。若者には苦痛だが、成熟した人間にとっては甘美な孤独の中に

チャンスは、苦境の最中にある。

数学でいうと微分・積分が必要ないと言われているが、実際にどう役立つか、化学でもどういうふうに面白いかは大学ぐらいにならないと分からない