恋は他の感情とは違って、未来の期待よりも、過ぎ去った過去の記憶ほうが常に勝るのである

成長を認めたり、いっしょに喜んでいるだけなのです

本当の自由な心とは「認める」ということである

石ひとつ　坂をくだるがごとくにも　我けふの日に到り着きたる

多くの人々は、どこか他の土地へ行きさえすれば、何か他の仕事につきさえすれば、それですぐ幸福になれると考えているが、ちょっと考えものだ。だから自分の今手がけていることから、できるだけ多くの幸福を得ることだ。そして幸福になる努力を、またの日まで延ばさないことだ

そうあるべきことは、やがてそうなっていくだろう

小説家はすべての人間の中で、一番神に似ている人間である。小説家は、神の猿（＝模倣者）である。

「自分は偉い」というエゴを捨てる

心のままにまっすぐ砂漠へ踏み込んでいって、飢えるか狂うか、生きられぬ段階に至るまでの、生きられぬことの葛藤のプロセスこそ、生きるということではあるまいか

四度目（の休筆）は戦時の情報局の方針で探偵小説が書けなくなり、終戦後も十年近く書かなかった

売れるものなら何でも売りたい、というわけではなく、僕にとってはＴシャツを販売することも、「ほぼ日（ほぼ日刊イトイ新聞）」で文章を書くことも、同じことなんです。商品も読み物も、すべてコンテンツ。やりたいことしかしたくない

自分の信念に忠実に生きる少数の人々の生涯は、あらゆる書物よりもはるかに役に立つ