娘を育てるおかあさんは、女を愛する男を同時に体験できるのだ。

一切事象を非実在と見れば、見る者自身が非実在となる。活力がいかに旺盛で、本能がいかに絶対的なものであろうと。彼はついに生ける屍に似はじめるのである。このとき、本能はもはや贋の本能にすぎず、活力もまた贋の活力に過ぎない

勇気と銃剣だけでは戦争に勝てない。どんな過酷な条件であっても、講和の機会は逃してはならない

ひとはひとに言えない秘密を、どこかに抱いて暮らしている。それはたいした秘密ではないかもしれない。けれども、秘密を秘密と・・

一日一日を大切にしなさい。毎日のわずかな差が、人生にとって大きな差となって現れるのですから

心を養うは寡欲(かよく)より善きはなし。

パパの散髪はわたしの役目です。お前はとても上手だから、戦争が終わっても、ほかの床屋にはもう行かない、とピムは言い張っています。そうちょくちょく耳を切りさえしなければ、もっといいんですけど

めいめいの弱点を見つけ出すことが、人々の意思を操る術だ。

最初は誰も相手にしてくれませんでした。社会が認めてくれない。事務所を開いても仕事がない。「今月は生きていけるだろうか？」という、常に追い込まれた状態の中で仕事を続けてきました。しかし、その経験をしたことで、多少のことでは動じない平常心を身に着けることができました

母親は、なるたけ子供は放っておくことさ。そして自分の好きなことをさせる。すると、社会へ出ても自分の方向にいく

なんでも変わらないものはないものだ。旧(ふる)いものは倒れて新しいものが起きるのだ。

人間は誰もが考えている。インテリだけがそれを自慢しているのだ